こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は愛媛FC vs 松本山雅の試合をみていきたいと思います。試合を重ねるごとにパフォーマンスがよくなり、守備も攻撃もアップデートされていきますね。
今日は
【オーバーロード&アイソレーション】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 915人
フォーメーション 1-4-3-3(愛媛)1-3-5-2(松本)
試合結果 愛媛FC 3-1 松本山雅
得点者
36分 川村 拓夢
45+4分 藤本 佳希
60分 茂木 力也
77分 佐藤 和弘
1.かみ合わせ
まずはお互いのチームのかみ合わせをみてみたいと思います。フォーメーションは1-4-3-3(愛媛)と1-3-5-2(松本)となっております。これを重ねると・・・
のように、ミラーゲームのように見えますが、実際は、ウイングバックがサイドレーンを落ちてきて、次のようになってました。
最終ラインのところはレーンのところに1人ずつ入り5バックになってましたね。
この守備に対してどのように崩しにはいったのか。
2.オーバーロード&アイソレーション
オーバーロード(overload)とは何か。
ウィキペディアより
・電気回路における過負荷。
・貨物自動車などの過積載。
・人の心理的な負担。
つまりフットボールでいうと、人数をかけているということになる。
人数をかけることで、
サポートが増えパスが回しやすくなる。
パスをして移動した後のスペースに他の選手が活用しやすい。
ボールを失った後、ゲーゲンプレッシングをかけやすい。
相手が人数をかけてきた場合は逆サイドのスペースがあいてくる。
次にアイソレーション(Isolation)とは何か。
ウィキペディアより
・分離、隔離、独立、絶縁などの意味
・パントマイムやストリートダンスにおいては、体の各部分を単独で動かすトレーニング
・バスケット用語。1対1を仕掛けやすいように企図されたフォーメーション。いわゆる1-4、他の4人は両サイドのスリーポイントライン近辺やポストに位置し、そこから展開する。
つまり、オーバーロードで作られているサイドの逆サイドですね。
アイソレーションをすることで
スペースのある中で、1対1からの仕掛けが可能となる。
相手がマークにきたら、背後のスペースにスルーパスをうけることが可能。
インナーラップなどで、ニアゾーン(ペナルティエリアのハーフスペース)を狙える。
などの効果がありますね。バスケットでは、3ポイントシュートやそこからの展開を狙う戦術として使われているようですね。
3.オーバーロードと5バック
次に、オーバーロードのボール回しと崩しをみてみたいと思います。どのように崩していったか。それに対して松本山雅の5バックはどのように対応したか。
・人数をかける
・パス&ムーブで三角形をつくり続ける
・松本の守備の受け渡しが混乱
・サイドバックの茂木もよってくる
・リスクマネジメントに前田が後方でサポート
・マークの受け渡しがずれたところをサイドで2vs1
・近藤がフリーでクロスをあげる
・アイソレーションの小暮が入ってくる
オーバーロードをうまく使い、守備を拡散しました。もし、守備が人数をかけてきた場合は、逆サイドで小暮がアイソレーションで待っています。
タッチ数をなるべく減らし、顔をあげ、出し手と受け手がアイコンタクトやジェスチャーやアクションなどでコミュニケーションをとることで、ボールがスムーズにまわりました。
5バックのよさは5レーンを守ること。この原則を壊すことが目的だったようですね。誰が誰をマークするのかが、混乱してしまうということですね。
まとめ
今日は
【オーバーロード&アイソレーション】
ということでみていきました。
内容は
1.かみ合わせ → ミラーゲームではない。
2.オーバーロード&アイソレーション → 表裏一体
3.オーバーロードと5バック → 守備原則を壊す
非常に効果的なボール回しから、ボールを大切にするための要素、パス、移動、サポート、人数、アイコンタクト、体の向き、視野の駆け引きなどが読み取れました。
このまま得点にはなりませんでしたが、先手を打ったことで、相手のミスを誘うことができたのかもしれません。
實好監督コメント
攻撃は[4-3-3]の立ち位置で相手をロックしながらやろうとしていたけど、プラスみんながボールに関わる、そしてボールをしっかり動かす。そしてボールに関わる回数を多くしようというところもすごくやってくれた。攻撃の時間の多さも含め、すごく良かったと思う。
森谷には自由に動いて良いから、とにかくボールに関わる回数を増やしてくれと伝えた。ポジションも左右関係なく、ボールが行った方向へ行って常にボールに関わるようにしてもらった。運動量的にはかなり高い要求だったが、そこもしっかりやってくれた。あと、守備のところの行く、行かないのところもチーム戦術の中でうまくやってくれた。
今回のオーバーロードの肝となる、ボールを動かす、関わる回数を増やす、自由に動く、ボールが言った方向へいく(オーバーロード)というところが見えますね。
柴田監督コメント
互いにメンバーも替わって正直相手がどんな出方をしてくるのかはピッチに出てから様子見でしたが、後手を踏んでいると思っているところで失点してしまいました。もったいないゲームでした。
後手を踏んでしまったということが失点につながったということから、誰が誰にというところが後手になったのではと思われます。
とはいえ、後半のセットプレーからの1点も見事でしたね。2連続のキックフェイントと、相手ブロック後の2次攻撃からゴールはよく決めましたね。
次は首位負けなしの新潟戦
矢村のオーバーヘッドはすばらしい。そして、アディショナルタイムの同点ゴール。攻撃のポイントはクロスやセットプレーからの得点がとれるというところですね。そこに対して、どう対策するか。
逆に栃木に2失点してるのはセットプレーとディフェンスラインを下げられたライン間のバイタルエリア。かなりゴール前が強固になるため、このライン間が勝負のポイントとなるのか。ボールを大切にするチーム通しなので、攻守の切り替えのところがポイントですね。
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