J3 第9節 FC今治 vs 鹿児島ユナイテッド 【チャンネル攻撃とパワープレー攻撃】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はFC今治 vs 鹿児島ユナイテッドの試合をみていきたいと思います。

今回は
【チャンネル攻撃とパワープレー攻撃】
ということでみてみたいと思います。

入場者数 2133人

フォーメーション 1-4-1-2-3(今治)1-4-2-3-1(鹿児島)

試合結果 FC今治 0-1 鹿児島ユナイテッド

得点者
61分広瀬 健太(鹿児島)

1.噛み合わせ

まずは噛み合わせをみてみたい

お互いにセンターバックと1トップのところでお互いに2対1になっているので、鹿児島はトップ下がでてきて、守備時は4-4-2に今治は両インサイドハーフが状況に応じて出てくる形ですね。

2.4バックの穴チャンネル攻撃

4バックで68mは守れない。今治はウイング・サイドバックで鹿児島のサイドバックを引き寄せ、センターフォワードでセンターバックの2枚をピン止する。

センターバックとサイドバックの間のことをチャンネルという。

そこに対してインサイドハーフがスプリントすることにより崩していく。一方守備側は誰が、そのチャンネルを埋めるのかプランしておく。

ボランチが落ちることで埋めていくことが一般的だが、今治はセンターバックが攻め上がることで数的優位をつくり、鹿児島ボランチを引き出す。

そうすることによりチャンネル攻略をすることができたのが66分のシーン。

鹿児島のサイドバックがサイドのカバーに入ったことにより、より大きくチャンネルが開いた。

動画はこちら

3.有田をいかした鹿児島のパワープレー

前線で脅威となっていたのが、愛媛FCにも在籍したことのある有田光希。

左サイドからゴール前へのロングボールからロメロフランクへの折り返し。完全に崩したプレーであった。

そして、コーナーでは有田がニアに走り込み、ターゲットとなり、ヘディングフリックから中でタイミングよく詰めていた広瀬がゴールを決める

動画はこちら

まとめ

今回は
【チャンネル攻撃とパワープレー攻撃】
ということでみていきました。

内容は
1.噛み合わせ ⇒ センターバックとセンターフォワードのところで2対1
2.4バックの穴チャンネル攻撃 ⇒ センターバックとサイドバックをピン止
3.有田をいかした鹿児島のパワープレー ⇒ 高さと強さを生かしたパワープレー

【FC今治・橋川監督】 
内容的にはかなりいいゲームだった。だからこそ、勝ち点を取れなかったのは本当に悔しい。自分たちのミスから取られたCKで決められた。得点力不足は地道にやるしかない。

勝ち点3がどちらに転んでもおかしくない試合だった。だからこそ、細部に宿る神様が試練を与えたのだろう。

【鹿児島・大嶽監督】
セカンドボールの支配
練習でもそこのところはキーになったのでトレーニングを入れました。
そこに対してスペースをどう使うかで、我々にとっては攻撃的なところが優位になるので、そこをうまく見れたことが大きなポイントで、そこに人数をかけてうまく局面的に数的優位で入れたことで、ボールの流れでアタッキングサードに入れたと思います。
サイドの攻防
4-3-3のポイントとしては脇がひとりでシャドウ(トップ下)が落ちるのか、サイドを落としてゾーンで守るのかでした。
相手の戻りが遅かったので、できるだけうちが奪ったボールを前に侵入させて、できるだけ人とボールが入って、数的優位で、相手をうまくつりだしたスペースとDFラインが下がる隙間を狙って、そこをサイドバックがうまく前半からいいポジションを取れていたので、ビルドアップもスムーズでした。
やっぱりくさびのボール、縦パスが入ることが攻撃のスイッチだったので、非常に良かったですが、まだまだもう少し入った瞬間にもう1回サイドの奥を狙って、もう1回ポケット、エリアのところまで行きたいと思います。
まだここはランニングと質を上げていかなければなりません。

対策をした中での狙いがやれたことも多かったようですね。セカンドボールからの攻撃はまさに決定的な場面が出ていましたね。

今回の試合の結果で鹿児島が首位となった。J2に昇格するにはここが基準となるだろう。次節松本山雅は4位につけている。

ここを叩いて一気に上位に駆け上がりたい。

【公式】ハイライト:FC今治vs鹿児島ユナイテッドFC 明治安田生命J3リーグ 第9節 2022/5/15

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