J2 第8節 大宮アルディージャ vs 愛媛FC 【新生愛媛のサッカーとは何か】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日は大宮アルディージャ vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。ついに今シーズン初勝利の日が来ましたね。前節のこともあるので、最後の1秒まで気が抜けない試合となりました。

改めて、
【新生愛媛のサッカーとは何か】
ということでみていきたいと思います。

結論 チームとして大枠は決めるが、選手が主体性を持って戦うサッカー

入場者数 3197人

フォーメーション 1-4-4-2(大宮) 1-4-3-3(愛媛)

試合結果 大宮アルディージャ 0-1 愛媛FC

得点者
15分 吉田 眞紀人

1.守備は1-4-1-4-1

大枠は監督が決め、ピッチでは選手の主体性を尊重するというサッカーはどのようなものか。

攻撃は、1-4-3-3の形。守備はそのまま1-4-1-4-1という形で、相手がボールを持つレーンによって誰がプレッシャーをかけるのかが変わる。

センターバックに対しては1トップの吉田選手。もう1人のセンターバックにパスが出た場合はハーフスペースであれば、インサイドハーフの横谷選手、川村選手が出ていく。

相手のサイドバックに出れば、岩井選手、小暮選手が出ていくという対応。大宮のサイドハーフとサイドバックが旋回して入れ替わるような動きがあまりなかったことと、サイドバックがあまり高い位置に立たなかったことから、愛媛の前でボールを回すことが多かった。

大宮がチャンスを作ったのは、後ろで繋ぎ、愛媛がボールを奪いにいった後に愛媛の背後へロングボールを入れられたときはピンチになっていたが、どちらかというとしっかり足元につないで崩したいという印象だったので、1-4-1-4-1ブロックが効果的となった。

 

2.偽サイドバック

さて、ここから攻撃をみてみたい。得点シーン。サイドバックがハーフスペースに位置取り、偽サイドバックとしてボランチの位置へ。

ここで形作られるのが3オンラインというポジション取り

相手サイドハーフがついてこなければ、センターバックと2対1の状況で突破することができる。相手のサイドハーフがついてきたとしたら、ウイングが幅を取っているため、ウイングのパスコースができる。

ここでの狙いはウイングへパスを配球したときにできるサイドバックとセンターバックの間の「チャンネル」という入口

ここをあけるために、立ち位置を5レーンによってわかりやすく確認することができる。

ただ、今回の得点はそこは狙わず、横谷選手が落ちてきて、3枚でビルドアップという形と内田選手がインサイドハーフに入るという入れ替わりで相手守備ラインを越えていこうとしましたが、大宮も修正したので、一度バックパスでやり直し、GK秋元選手までボールを下げます。

そこで相手が前からプレスに来たので、一気にロングボールでプレス回避。その前にも同じような回避でしたが、その時は、吉田選手が競り負けています。

2回目はなぜか胸コントロールできています。ここの駆け引きの映像が見えないので、リアルに試合を観た人だけにわかるところですね。

ビルドアップ成功のポイントは
・偽サイドバックのポジションからチャンネル狙い
・一度ボールを下げて、ハイプレスを誘う
・前から出てきたところをFWにロングボール
・胸コントロールでパスがつながる
・一気に厚みのある押上げ

3.チャンネルの活かす16本のパスからのゴール

最後はフィニッシュのシーンですね。

奇麗に決まったので、内田選手のキックの精度、吉田選手のいい入り方からのワンタッチゴールに目がいきがちですが、なぜ、大宮は守れなかったのか。

CBとGKの間に差し込むようにノーバウンドで素晴らしいクロスが入りましたね。

そして、吉田選手の一度消えてからのニアへの動き出しも見事でしたね。

ポイントは横谷選手のポジショニングですね。あそこに立っていることで、センターバックとボランチの選手でどちらがマークするのか曖昧になっており、困難な状況になっています。

そういうこともあり、背後のボールに対して対応が遅れたのではないかと思われます。

最初に吉田選手が競り合った時からボールが愛媛ボールになり、16本のパス交換からゴールを生んでいます。ボールを大切にしながら、攻撃も大枠を決めた中での、各個人の特徴を活かし、それを選手同士がコミュニケーションをとることで、出し手と受け手のタイミングが共有されましたね。

合わせて、そこを活かすための周りの選手の立ち位置が4-4-2に対しての4-3-3の優位性が見えたシーンでもありましたね。

ここでのポイント
・ボールを大切にする。
・ハイプレスがきたら、前線の選手に配球しプレス回避
・選手通しでどこにサポートすればいいか、どのタイミングで入ればいいかを共有
・ゴール前に人数をかけている

まとめ

今日は
【新生愛媛のサッカーとは何か】
ということでみていきました。

結論 チームとして大枠は決めるが、選手が主体性を持って戦うサッカーです

内容は
1.守備は1-4-1-4-1 → 誰がいつプレスにいくのかを共有している
2.偽サイドバック → 相手のサイドバックを引き出し、チャンネル狙い
3.チャンネルの活かす16本のパスからのゴール → センターバックの迷いを創出

選手が主体的にプレーすることで、表情がいきいきとしていますね。トップダウンと、ボトムアップのハイブリッドが勝利をつかんだのだと思います。

岩瀬監督コメント
後半は愛媛さんもやり方を変えてきて、僕たちが考えていた狙いを向こうも消してきた。選手交代を含めて邪魔してきている中で、サイドから入っていくこと、割れたら中から入っていくことなど、こじ開けるために選手たちがいろんなアイディアを出していたがこじ開けられなかった。最後にチャンスが3つくらいあったが入らず、すごく悔しい試合でした。

作り出した全てがゴールしていたらと考えると大量失点もありますが、逆に愛媛も何本か決定的な場面もあったので、今後のところで修正ですね。

實好監督コメント
奪ったあとのボールを今後はもっと大事にしていきたいというのはあるけど、試合前には「これぞ積極的」というプレーを攻守でイメージして試合に入ってくれと伝えた。これからもっとスムーズになっていくと思うけど、それぞれがプレーに関わろうとする積極性は良かったと思う。
内田はいつも練習で良いトライをしているし、前野(貴徳)とは違う良さもある。チームではいま、競争という言葉ではなく、共栄という言葉を使って、みんなでチームを作っていこうとしている。チームをここからさらに良い方向に持っていくプレーを内田は見せてくれたと思う。

競争ではなく共栄ということで、出ている選手と出ていない選手のモチベーションをチームとしてとらえていますね。とても素晴らしいですね。自分たちで解決していくことが監督の戦術でもあるといっていたので、より主体的に変わっていくが、チームとして機能していくことでより成果を出していくことにつながりますね。

次節、松本戦を勝手に予測。
鈴木が甲府戦でハットトリックを上げている。サイド攻撃、セカンドボールも気を付けなければならないが、1-3-4-2-1に対してのサイドの選手とアンカーの脇のところを対応し、ボールを動かした中での攻撃から勝機を狙うのではないか。ボールを奪われた後のショートカウンターの対策もみどころですね。そして、セットプレーから勝敗をわけるような気配もしますね。

【DAZNハイライト】2021.4.17 明治安田J2 大宮アルディージャ vs 愛媛FC

DAZN
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