J3 第29節 愛媛FC vs ギラヴァンツ北九州 戦術分析 【パワープレー1-3-4-3で数的優位をつくる】

戦術

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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日は愛媛FC vs ギラヴァンツ北九州の試合をみていきたいと思います。

今回は
【パワープレー1-3-4-3で数的優位をつくる】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 3297人

フォーメーション 1-4-2-3-1(愛媛)1-4-4-2(北九州)

試合結果 愛媛FC 1-1 ギラヴァンツ北九州

シュート数 愛媛FC 11-5 ギラヴァンツ北九州

得点者
36分 佐藤 亮(北九州)
90分+2 吉田 眞紀人(愛媛)

1.噛み合わせ

まずは噛み合わせを見てみたいと思います。

2トップの縦関係が愛媛FC、横関係がギラヴァンツ北九州となる。

実際はミラーゲームとなるので、よくあるポイントとなるがおさらいしたい

ポイントは
・ミラーゲームとなる
・マーク外しがポイント
・同数ということで切り替え、球際、ハードワーク
・リスクマネジメント
・可変システムによる数的優位をつくるか

といったようなポイントになるだろう。

まず先制したのギラヴァンツ北九州。

2.横並びボランチを狙う

ギラヴァンツ北九州の1点目はどのように得点したのでしょうか。

愛媛のビルドアップ時に2トップでけん制をかけながら、チャンスを伺う。ボランチが横並びになった時には思い切ってプレッシングチャンスと思えば、躊躇なく狙う。

横並びだと、ボールに保持者に対して背後を取られない守備がしやすく、インターセプトできれば、一気に置き去りにできる状況になります。

以前、日本代表の試合でも、岡田さんと戸田さんが指摘していた部分でもありますね。

これが斜めの関係だとマークの原則からインターセプトが難しくなりますね。

しかし、愛媛の狙いはそこを逆手にとろうとしたのかもしれない。相手ボランチを引き出し、前線の選手ををフリーにすることが目的だったのかもしれないというのが、サッカーの世界の駆け引きでもある。

中々、得点の匂いがしない愛媛だったが、今節もドラマが待っていましたね

3.1-3-4-3パワープレーへフォーメーション変更

負ければ、昇格が消えるという状況の中で、今節も吉田のゴールがのぞみをつなぎました。

残り時間パワープレー。CBの小川を前線に上げ、フォーメーションを1-3-4-3へ。そこに対しての北九州の一瞬の隙ができたところに、前線のロングフィードから松田が競り勝ったボールを吉田がダイレクトでフィニッシュ。

フォーメーションの噛み合わせをずらすことにより数的優位を作り出し、フィニッシュまで持っていくことができた。

気持ちの入ったいいシュートでしたね。

まとめ

今回は
【パワープレー1-3-4-3で数的優位をつくる】
ということでみていきました。

内容は
1.噛み合わせ ⇒ 2トップ縦関係と横関係
2.横並びボランチを狙う ⇒ 守備の原則から守りやすい
3.1-3-4-3パワープレーへフォーメーション変更 ⇒ 数的優位から得点

昇格への火は消えなかった。

ここからドラマは待っているのか。非常に厳しい現実かも知れないが、勝つことが最高の楽しみであることがプロというもの。

バスケット代表ヘッドコーチトム・ホーバスもウイニングメンタリティでそう記す。

あのゴールは決して簡単なものではないが、決めてくるところがまたドラマティック。

残り6試合、目が離せない。

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