こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)
今日はテゲバジャーロ宮崎 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。
今回は
【1-4-4-2ミラーゲームに対策するポイント】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 939人
フォーメーション 1-4-4-2(宮崎)1-4-4-2(愛媛)
試合結果 テゲバジャーロ宮崎 3-3 愛媛FC
シュート数 テゲバジャーロ宮崎 12-11 愛媛FC
得点者
4分 大熊 健太(宮崎)
8分 北村 知也(宮崎)
11分 吉田 眞紀人(愛媛)
34分 大澤 朋也(愛媛)
59分 下澤 悠太(宮崎)
89分 行友 翔哉(愛媛)
1.かみ合わせ
まずはかみ合わせを見てみたいと思います。
お互いに1-4-4-2のミラーゲームですね。
・切り替え時に数的不均衡
・ハードワークして数的優位をつくる
・中々崩せないのでセットプレーが得点になりやすい
・ルーズボールやセカンドボールの球際
・ニアゾーン(ポケット)の攻略
・可変システムを使い、マークをずらすか
という感じですね。
では、愛媛はどのような得点があったのでしょうか。
2.サイドバックを引き出し、CBをピン止め
前半34分愛媛の2点目についてみていきたいと思います。
サイドバックからニアゾーンを狙おうと佐藤が背後にアクションしますが、CBに対応されます。そうなると、CBとボランチのライン間が空いてくるので、2トップの大澤と吉田が縦の関係となり、吉田がライン間で一旦は受けます。
そこからの縦パスが弾かれますが、再度、右サイドから攻撃となり三原がボールを受けると中盤に受けに入っていた佐藤がニアゾーンへ抜け出す。
この時のCBは2トップは背後を狙っているため、ピン止めされ、佐藤の対応はできない。ニアゾーンには宮崎はボランチがついていかなければいけない状況となる。
ボランチとウイングの選手のよーいどんとなれば、ウイングの選手に優位性があるのはわかりやすい
ニアゾーンから中に佐藤が折り返した差し込みクロスを大澤がマークを外しゴール。
前半21分にもニアゾーンの攻略からの崩しがありました。おしくもオフサイドにはなりましたが、いい崩しでしたね。
愛媛3点目はまたもや行友が決めるという嬉しい話題もあった。
ヘディングの逸らし方は絶妙で、強すぎず、弱すぎず、頭に当てる。
▶️PLAYBACK🎥
— 愛媛FC (@ehime_fc) October 27, 2022
🆚#テゲバジャーロ宮崎
愛媛FCアカデミーのホットライン✨#前野貴徳 選手のクロスに飛び込んだのは、#行友翔哉 選手👍
翔哉の今季3得点目を…Playback🎥#ehimefc #愛媛FC #Jリーグ pic.twitter.com/UcvvV1EBRk
3.ミラーゲームは切り替えが大事だが、リスクマネジメントが重要
宮崎の3得点を見てみると、全てボールを奪ってからの得点となりましたね。
ミラーゲームになるとボールを奪われた瞬間に数的不利になるので、失点につながりやすい。ということは、ボールを受ける位置や、リスクマネジメントをした幅や高さ、可変システムを利用した数的優位などが重要になる。
逆に守備側はそういうリスクマネジメントができていないときはプレッシングをうまく行い、ボールを奪うことができれば得点の機会に恵まれるということになる。
宮崎の得点シーン
いい守備からのいい得点という言葉が合いそうです。
まとめ
今回は
【1-4-4-2ミラーゲームに対策するポイント】
ということでみていきました。
内容は
1.かみ合わせ ⇒ ミラーゲーム
2.サイドバックを引き出し、CBをピン止め ⇒ チャンネルをあける
3.ミラーゲームは切り替えが大事だが、リスクマネジメントが重要 ⇒ 失ってからではなく、失わないこと、失ってもすぐに対応できること
延期になっていた試合で、中2日、中3日とタイトなスケジュールになる。その中でも出場機会を得た選手もいるのも事実。
【石丸監督コメント】
今節が中3日の試合。次が中2日の試合になることを考え、メンバーを大幅に入れ替えてチャレンジしてみました。先発全員を替えるということはリーグ戦ではあまりないと思いますけど、コンディションが良い選手を選んだという状況でした。ゲームの入りが硬かったのか、2点のビハインドでかなり難しくなってしまった。ただ、セットプレーも狙いどおりの形から決めることはできたし、相手の守備が問題を抱えているところも突けていたけど、もう少し上手く動かせればというのはあります。逆にうちはそんな中から前半で同点まで持っていけたことは大きかったかなと思います。
後半、守備のところを改善してゲームを運びたかったが、自分たちのイージーミスからの失点でまた難しくしてしまった。ただ、交代選手を含めて最後までゴールを目指した結果、同点まで持っていけた。森脇は(勝てなかったのは)自分のせいだと言っていましたけど、いまの総合力がいまのチームの形だと僕たちは思っているので、誰かが悪いのではなく、しっかり最後まで戦いたいと思います。
うまくいかない部分もあったが、それでも点をとる行友はチャンスをものにしている。そういう嬉しい悲鳴もありますね。
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