J3 第2節 FC岐阜 vs 愛媛FC 【後出しジャンケンとミラーずらし】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はFC岐阜 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。
J3も第2節。愛媛は結果的に厳しい結果となってしまいましたが、何がうまくいって、何がうまくいかなかったのでしょうか。

今日は
【後出しジャンケンとミラーずらし】
ということで見ていきたいと思います

入場者数 5679人

フォーメーション 1-4-4-2(岐阜)1-4-2-3-1(愛媛)

フォーメーションの噛み合わせはこちら

試合結果 FC岐阜 3-0 愛媛FC

得点者
5分 宇賀神 友弥(岐阜)
30分 畑 潤基(愛媛)
83分 畑 潤基(愛媛)

1.後出しジャンケンを素早く行い続ける

サッカーは後出しジャンケンのスポーツといっていい。攻撃が右から攻めてくるなら、守備はそのサイドを固める。攻撃は右のサイドが相手が多いなら、逆サイドのスペースがある方へ展開する。

守備側はそうさせないように逆サイドに守備陣形をスライドさせてそのサイドを固める。

攻撃はスライドが遅れた中央の隙間を使う。守備はそうさせないようにそこに集結する。また別の場所が空いてくる。

というような、相手がグーを出せば、パー、相手がチョキを出し直したら次はグーを出す。さらに相手がパーを出せばチョキを出す。

というような常に後出しジャンケンが繰り返される

うまくいっているときは後出しジャンケンに常に先手を打てている時。

うまくいっていないときは後出しジャンケンに後手を踏んでいる時。

前半22分のシーン。愛媛が後出しジャンケンからフィニッシュまでいったシーン。右サイドにあったボールを逆サイドに展開する

そこで岐阜は逆サイドに守備陣形をスライドしていく

ここで、森下のコントロールオリエンタード(方向づけのコントロール)により相手のFWラインを越える。それにより、岐阜ボランチがボールに重心が傾く。サイドに展開。それにより、岐阜の守備陣形もスライドして対応してくる。

さらに、ハーフスペースに小川、佐々木がフリーランすることで、守備ラインが下がる。そこで、松田にパスをだすスペースが空いてくる。

岐阜も中はやられてくないので、ボールに集結。そうすると横谷が空いてくる。横谷へ落とし、そこに対して、岐阜もハードワークし、プレスをかけてくるが、それを逆手にとり、ダイレクトで矢田へ。

岐阜の逆サイドハーフの絞り切れていないところに隙きができている。

矢田、佐藤の連携によりフィニッシュまでいくというすばらしい後出しジャンケンの崩し。

動画はこちら

次にミラーずらしという後出しジャンケンを観てみたい。

2.後半小原によるミラーずらしの後出しジャンケン

後半から小原が投入され、いくつかのビルアップパターンが行われました。これをチーム戦術として意図的に行ったのか、個人の経験値から判断して行ったのかはわかりませんが、相手陣地での効果的なビルドアップであったことには間違いありませんね。

57分ビルドアップ、三原がインサイドに入り、偽サイドバックとしてボランチに入り、ボランチの小原がサイドに出て、岐阜のサイドハーフをずらす。

68分ビルドアップ、小原が後ろにボールを預けて、前にポジションし、近藤が落ちてくる。近藤が落ちてくることで、岐阜のサイドバックを引きつける。その空いたスペースを活用する。

76分ビルドアップ、ボランチの小原がサイドバックと2vs1をつくる

これは、マンチェスター・シティなどでインサイドハーフがサイドに入り数的優位をつくるビルドアップですね。

小原が入ることにより、ビルドアップのバリエーションが増えましたね。

3.ロンボール、アーリークロスからのゲーゲンプレッシング合戦

ミラーゲームで噛み合ったままで、中々崩れない中で、アーリークロス、ゲーゲンプレッシングから崩しにかかる岐阜。

強度の高い球際と制度の高いフィニッシュ。

岐阜1点目ゲーゲンプレッシングから落としシュート

岐阜2点目アーリークロスからヘディングシュート

岐阜3点目強度の強い球際からのシュート

守備はコンパクトフィールドを形成し、球際を強く、ボールを奪取。攻撃はボールを動かし、ロングボールからゲーゲンプレッシングや、アーリークロスで、カウンターリスクの少ない正攻法。

まとめ

今日は
【後出しジャンケンとミラーずらし】
ということで見ていきました。

内容は
1.後出しジャンケンを素早く行い続ける → 隙を相手が修正する前につく
2.後半小原によるミラーずらしの後出しジャンケン → 噛み合わせをずらす
3.ロンボール、アーリークロスからのゲーゲンプレッシング合戦 → 球際の強度、予測、精度

いかに後出しジャンケンに勝ち続けるか。そのためにはどこに隙があるか、常に認知し続け、後出しジャンケンを続けていくこと。

そして、自分たちがパーを出そうとした場合には、相手にはグーを出せるにはどうすればいいかを考える。

サイドに相手を動かし、逆を使う。中に集結させ、サイドをつかう。背後にアクションを行い、ライン間をつかう。

ハーフタイムコメント 
球際をもっと強く、はっきりとしたプレーをしよう。 ・自信を持っていこう。まだここから。

岐阜の球際はとても参考になった。ボールへの距離が非常に近い。そして背中を向いた時に回り込み、面で迎え撃つ守備。

改善点は伸びしろ。いいと思ったものはどんどん吸収し、さらに味付けすればいい。簡単に倒れない、タフな球際。

いいところは伸ばしていく。後出しジャンケンでボールを主導的に動かし、隙をアグレッシブについていく。

次節はフィジカルチームいわきFC。常に後出しジャンケンで素早く勝利し、魅力あるサッカーを楽しみにする。共に戦う、ファンサポーターにできることは応援すること、応援する人を増やすことでスタンドを埋めることでチームを後押しする。

みんなで声掛けして、スタンドを埋めていこう☆

糸を紡ぐように、繊維をより合わせてより太くしていく、人を育むこと、人と人をつないでいくWINNING TOGETHER(ウイニング トゥギャザー)

【DAZNハイライト】2022.3.19 明治安田J3 FC岐阜 vs 愛媛FC

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