J3 第1節 FC今治 vs 福島ユナイテッド 【岡田メソッド再出発・帆を張れ!全速前進!】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はFC今治 vs 福島ユナイテッドの試合をみていきたいと思います。

今回は
【岡田メソッド再出発・帆を張れ!全速前進!】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 2209人

フォーメーション 1-4-1-2-3(今治)1-3-4-2-1(福島)

試合結果 FC今治 0-1 福島ユナイテッド

得点者
30分 樋口 寛規(福島)

1.ポジションの原則

今治は昨年と引き続き、橋川監督が率いる。フォーメーションも1-4-1-2-3のままでスタート。一方福島はジュビロ磐田から服部新監督が就任。

どちらも主体的にボールを動かし、立ち位置を意識するポゼショナルプレー。

かみ合わせは次の通り

【今治ボール保持時】

【福島ボール保持時】

今治のサッカーは岡田メソッドの再構築。ボールを主体的に動かすために立ち位置にこだわるポジショニングの原則というものがあります。

ポジションの原則
・幅と深み
・3ラインの形成
・エリアに応じた役割
・基点と動点

幅と深み

両ウイングまたはSBで幅をとり、トップ、CBで深みをとることでピッチを広く使えるようになり、相手がそれに合わせて広がれば中盤の選手にスペースが与えられるということになります。

3ラインの形成

DFライン、MFライン、FWラインの3つのライン形成をつくること。合わせて、それぞれのラインでも横のラインではなく、段差をつけ角度をつけることで相手の守備ラインのギャップでボールを受けることができます。

エリアに応じた役割

ボール保持者に対して第1エリア(近距離)、第2エリア(中距離)、第3エリア(遠距離)とエリアに応じた距離を言語化し、第1エリアでは、ボール保持者を助け、第2エリアでは第1エリアからさらに引き出すポジションになり、第3エリアは前であれば、決定的な仕事をするエリア、後ろであれば、サポートをするエリアになります。

基点と動点

外側にいる選手がバランスを保つ基点の選手となり、中の選手が動点となり、バランスを壊して行く選手となります。

ポジショニングの原則を言語化することで、自分の役割を持つことができますね。

次に今治のフィニッシュまでいったシーンはどのようなものだったのでしょうか。

2.守備の優先順位の原則

ボールを持ち、ボールを動かしながら、相手を崩し得点することは理想だが、そう簡単に問屋は卸さない。

今回、今治が得点のチャンスにつなげたのは、ビルドアップ、崩しからではなく、守備から切替時であった。岡田メソッドの原則をみてみよう。

守備の優先順位の原則
主導権:自チーム(相手の状態が悪い時)
①ボールを奪う
②相手を自由にさせない
③ゴールを守る

主導権:相手チーム(相手の状態が良い時)
①ゴールを守る
②相手を自由にさせない
③ボールを奪う

攻撃から、相手に奪われた瞬間は相手の状態が悪い時が多いですね。その時に第1エリアの選手が素早くボールを奪うアクションを起こし、ボール奪取。岡山選手のいいプレーです。

攻撃からボールを失うが、再度取り返し、シュートまでいったシーンはこちら

クロスが引っかかった瞬間にプレス

後半はボールもよく動き、今治のペースでしたが、あと一歩のところの質が噛み合えばということでした。

3.攻撃の個の優位性の原則

試合になると最後のゴール前は特に選手のポテンシャルによるものが多い。育成年代ではシュートトレーニングを積み上げ、決定率を上げていくのが通常だが、トップトップの世界ではそのような時間はないので、育った決定力のある選手をチームに取り込み、コンディションを上げていくというのが通常。

FWに外国人選手が多いのもそういうことからだろう。

海外では生き残るか去るか。本当に厳しい世界だからこそ、夢が大きい。

そこには日本人は原則を守り発揮するが、海外の選手は原則ではなく本能で勝負する

結果がすべての世界で安全な日本とは世界や価値観が違う。

とはいえ、岡田メソッドは大人になるまでに習得し、判断ではなく、体が反応するまでにスピードを上げるためにとても有効であることには間違いない。

攻撃の個の優位性の原則
①意図的につかう
②囮(おとり)につかう
個をいかし、意図的にスペースをつくり仕掛ける。後半右サイドに島村が入り、ドリブルで果敢にしかけたのも個の優位性を出すためであり、あるいは囮につかうことで相手が集結したことによってできるスペースをつかうことができた。
 
外国人選手の合流が遅れている中ではあるが、現メンバーでも十分戦える姿に期待します。
 

まとめ

 
今回は
【岡田メソッド再出発・帆を張れ!全速前進!】
ということでみていきました。
 
内容は
1.ポジションの原則 → 個々の役割を言語化
2.守備の優先順位の原則 → 主導権が自チームか相手チームか
3.攻撃の個の優位性の原則 → 意図的につかうか、囮(おとり)につかうか
 
非常にコンタクトスキルが強かった福島ユナイテッド。最後のゴール前の質はやはり個のポテンシャルによるものも大きい。そういう選手がJ2.J1、そして海外へ個人昇格していくのだろう。
 
だが、原則を知っているの知らないのでは、別チームになるのは間違いない。なぜなら、その判断基準の原則があるからこそ、それに基づいて判断し、プレーできることになる。相手がこうならこうというように後出しジャンケンを瞬時に出せるようになる。
 
それが体にしみつくと考えなくても反応で対応できる。
イニエスタがプレーの判断について聞かれた時
特に何も考えていない
と答えたそう。
つまり、それが世界基準だということ。
 
それを作り上げることが世界で戦う上では必要になってくる。
攻撃、守備、攻撃から守備、守備から攻撃の4局面があるが、現代はその4局面を区切る時間はないシームレス(つなぎめのない)化サッカーになっている。
 
【FC今治・橋川監督】選手たちはいいゲームをしてくれた。勝負どころで得点できなかった。後半は決定機をつくれたが、決め切らなければならない。出てきた課題に対し、改善しながら積み上げていく。(愛媛新聞より
改善された次節に期待します!
 

【公式】ハイライト:FC今治vs福島ユナイテッドFC 明治安田生命J3リーグ 第1節 2022/3/13

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