2023 J3 第9節 ヴァンラーレ八戸 vs FC今治 【中川の得点の嗅覚を言語化できるか】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

 
本記事の執筆者
選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日はヴァンラーレ八戸 vs FC今治の試合をみていきたいと思います。

今回は
【中川の得点の嗅覚を言語化できるか】
ということで見ていきたいと思います。

結論 言語化し、決定率を上げる

入場者数 1711人

フォーメーション 1-3-1-4-2(八戸)1-4-2-3-1(今治)

試合結果 ヴァンラーレ八戸 0-1 FC今治

シュート数 ヴァンラーレ八戸 3-5 FC今治

得点者
60分 中川 風希(今治)

1.噛み合わせ

まずは噛み合わせをみてみたい。

どこかでみたようなフォーメーション。そう、前回のYSCC横浜のフォーメーション。そのときの今治は1-4-1-2-3だったが、今回は、1-4-2-3-1と中盤では噛み合わせてきた。

しかし、サイドでは、誰がプレスにいくのか、スペースを埋めるのかは事前に決めておく必要がある。

2.中川の得点の嗅覚を言語化できるか

後半59分、今治、中川の得点。

FWの嗅覚と言ってしまえば、それまでだろう。しかし、再現性や、その嗅覚を模倣したいとした時、言葉で説明すること、つまり言語化することで、獲得することができる。

近藤がカットインした時、中川はアクションを起こしているか。

答えはノーだ。それはなぜか。おそらく、近藤のシュートモーションや近藤と中川のアイコンタクトがないということで、アクションができないということだ。

合わせて、先に動いてしまうとDFが下がってしまうので、シュートを打った瞬間に動き出している。そうすることによって、DFがボールウォッチャーになっているのがわかる。

ボールを弾きそうなところにシュートを打った瞬間に動き出せば、先にスペースをとることができる。

ポイントは
・近藤は何をしようとしているのか
・アイコンタクトはあるか
・先に動かない
・シュートを打った瞬間、相手の背中から動く
・弾きそうなスペースをとる

といったところだろう。嗅覚、感覚を言語化できれば、子どもたちに指導できるし、得点の確率をあげることができるだろう

動画はこちら

3.狙われたクロス攻撃

今治の失点を振り返ってみると、クロスからの失点が少なくない。

タラレバではないが、クロスからの得点が入らなくてよかったと感じる。

前半13分のシーン。シュートが枠外に外れたが、フリーで打つことができている。

動画はこちら

前半41分のシーン。アーリークロスからのフィニッシュ。GKの伊藤に救われたが、ここもフリーで打つことができている。

動画はこちら

後半86分のFKのシーン。DFも上がっていき、同点弾を狙う。ここもフリーで打つことができている。

動画はこちら

結果は1-0で今治が勝利しているが、決して楽な戦いではなかったと言える。

まとめ

今回は
【中川の得点の嗅覚を言語化できるか】
ということで見ていきました。

結論 言語化し、決定率を上げる

内容は
1.噛み合わせ ⇒ サイドでは、マークの確認が必要
2.中川の得点の嗅覚を言語化できるか ⇒ アイコンタクトがなければ、シュートと同時にスペース確保
3.狙われたクロス攻撃 ⇒ 決めることができれば、別の展開に。

なぜ、得点がとれるのか。なぜ、そこにいるのか。それは感覚、嗅覚と言われるもの。しかし、言語化してみると、案外模倣することが可能なのかもしれない。

がむしゃらではなく、「今だ」というタイミングがあり、そこに「動く」、もしくは「誰かが動いたスペース」に動くということも必要なのかもしれない。

点をとるやつには訳がある。

ということで、自分のものにしてみよう。

【公式】ハイライト:ヴァンラーレ八戸vsFC今治 明治安田生命J3リーグ 第9節 2023/5/4

記事を最後までご覧いただきありがとうございます。
ぜひ、Twitter、Facebook、フォロー、リツイート、いいねしていただけたら幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました