フットボール批評issue33

今回は
フットボール批評issue33「秋のフォーメーション集中講座」
から学ぶ
 
1.フォーメーションにおけるビルドアップ
ユーロイタリアとスペインは4バックから3バックに可変させない
それはアンカーに職人のブスケツとジョルジーニョがいたから。
ビルドアッププレッシャーずらしの3つの原則
①左右にずらす ②1列上がる ③1列下がる
目的は相手のプレッシャーをずらして外していくこと
 
可変すれば自陣では数的優位になるが可変しなくていいのであればバランスを崩さずに攻撃できる。
 
2.フォーメーションにおける守備
・ボールを中心としたディフェンスをするには穴がなくバランスが良く最適
・コレクティブなサッカーを実現しやすい
・ローテーションなど効率の良いサッカーが可能となる
・スリーバックでは横幅68メートルをカバーできない。それ故、守備時には5バックにならざるを得ない。すると、相手のサイドバックをフリーにしてしまうことになる
 
ペドロヴィッチは広島時代、守備とセットプレーのトレーニングはほとんどしなかったが、森保さんが守備を植え付けた。
守備のための守備ではなく、自分たちの好きな攻撃のための守備をしようと言った。
 
3バックのレーンカバーの言語化
シャトル5  (往復移動)
守備時にダブルボランチが3バックの間に落ちて5バックになる
ワイパー (拭き取りするもの)
守備時にサイドバックの位置に移動するやり方 
シーソー (上下移動)
ウイングバックがそのまま戻るやり方
長い板を中心を視点に上下運動を繰り返す
 
人中心の守備からボール中心の守備に適応することで、ボールの奪い所と奪い時を極める。まだまだ、日本人の守備能力を引き出すことができる。
やることを言語化することでチームの共通理解を高めることができる。
 
3.eスポーツ最強の法則 最前線
ドリブンクロス、ファー詰めを越える次なる一手を探る
ペナ角からファー詰めで相手のSBと競らせる
 
もはや、リアルだけではない。ゲームの世界からリアルに活用。より俯瞰的に、より細部に、より相手をみてプレーすることができる。
 
終わりに
進化とは、極端に増やしたり、減らしたり、付け加えたり、無くしたり、取り替えたり、逆の見方をしたりすることで起こる。リアルとゲーム。ビルドアップで1列上がる、下がる、守備の人からボールと常に常識を疑ってみることで、見えなかったものが見えたり、新しい何かが生まれたりする。
フォーメーションの進化はそんな過程の中で生まれたのか。
 
 

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