J3 第30節 いわきFC vs 愛媛FC 戦術分析 【ハイプレス、ハイライン、ゲーゲンプレッシングをかいくぐる】

戦術

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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日はいわきFC vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。

今回は
【ハイプレス、ハイライン、ゲーゲンプレッシングをかいくぐる】
ということで見ていきたいと思います。

入場者数 2369人

フォーメーション 1-4-4-2(いわき)1-4-2-3-1(愛媛)

試合結果 いわきFC 2-1 愛媛FC

シュート数 いわきFC 16-4 愛媛FC

得点者
13分 岩渕 弘人(いわき)
85分 有田 稜(いわき)
90分+1 三原 秀真(愛媛)

1.かみ合わせ

まずはかみ合わせをみてみたいと思います。

いわきが1-4-4-2で愛媛が1-4-2-3-1といういつものかみ合わせ。2トップが縦関係と横関係。

お互いどのようなサッカーを見せたのでしょうか。

2.ハイプレス、ハイライン、ゲーゲンプレッシングを採用した高強度サッカー

いわきと言えば、日本のフィジカルスタンダードを変えるというコンセプトの元、ハイプレス、ハイライン、相手のプレッシングに対してはロングボールからのゲーゲンプレッシングからの即時奪回。

ゲーゲンプレッシングこそ最大のゲームメーカー

1点目はセカンドボールの拾い合いというゲーゲンプレッシングから、シャペウという技術を発揮し、CBを突破し、GKの出鼻を流し込む。

動画はこちら

2点目はGKのロングボールからシンプルにスペース確保から1対1を制し、フィニッシュまで行ったシーン。

動画はこちら

何度も走らされ、体力を奪われてしまった後の対応はいわきに分があるということを証明させられました。

とはいえ、愛媛のチャンスもみてみたいと思います。

3.ショートカウンター&サイドチェンジ

このフィジカルサッカーに対してどのような策を持つのか。

後半88分、大澤が途中交代で入った後、フィニッシュまで持ち込んだシーン。

愛媛がボール奪取した後、ゲーゲンプレッシングの隙間から縦パスが入り、逆サイドへ。小原のフリーランニングにつられ、スペースがぽっかり空いたシーン。

動画はこちら

4-4-2のコンパクトなプレッシングをかいくぐるには、逆サイドのチェンジとカウンターが必要になるということをみせてくれた場面でしたね。

そして90分の2点目のシーン。

サイドチェンジからの崩しと逆サイドのへのクロスが相手に揺さぶる。

タイミングよくフリーになった三原がヘディングゴール

動画はこちら

まとめ

今回は
【ハイプレス、ハイライン、ゲーゲンプレッシングをかいくぐる】
ということで見ていきました。

内容は
1.かみ合わせ ⇒ 2トップ縦関係と横関係
2.ハイプレス、ハイライン、ゲーゲンプレッシングを採用した高強度サッカー ⇒ フィジカルをいかしたサッカー
3.ショートカウンター&サイドチェンジ ⇒ 4バックの急所をつく

フィジカルサッカーに対してどう対応するのかが、ポイントになる。目には目をではいわきの方に分がある。目には目だけでなく、目には目+頭をみたいな、戦いながら相手の力を利用するようなやり方が一つ。

ボールは疲れないということで、走るのをやめたら勝てるようになったとクライフがフィジカルサッカーに対向した徹底的にこだわった1-0で勝つより3-4で負けた方がいいといった「美しく勝つ」というサッカー。

極端にサッカーを目指すのが美しいかもしれないが、どのクラブもそうはいかないのが現実。

ともすると、「変化に対応したものが最後い生き残る」といった戦術的な、戦略的な思考をもつものいいだろう。

あるときは、ボールを持ち、あるときはゴール前にバスを置く。配られたカード、手にしたカードでいかに勝率をあげるか。

そんな観方もおもしろい。

とはいえ、フィジカルスタンダードをあげるのは世界に打って出るためには必要なこと。おすすめの本もみて、自分のパフォーマンスを上げるのもいいだろう。

ポイントは
・サッカー、ポジションを意識すること
・疲労の波をつくり超回復を狙う
・少しずつ負荷を加える
・継続すること
・脈拍と時間で強度を(低、中、高)をコントロール
・モチベーションコントロール(刺激・測定・ご褒美)

【公式】ハイライト:いわきFCvs愛媛FC 明治安田生命J3リーグ 第30節 2022/10/23

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