J3 第20節 愛媛FC vs ガイナーレ鳥取 戦術分析 【大量得点の要因とは何か】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

連勝中の愛媛、さらに連勝を重ねたい。昇格しているチームは連勝が必須ですね。

今日は愛媛FC vs ガイナーレ鳥取の試合をみていきたいと思います。

今回は
【大量得点の要因とは何か】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 2819人

フォーメーション 1-4-2-3-1(愛媛)1-4-4-2(鳥取)

試合結果 愛媛FC 7-2 ガイナーレ鳥取

シュート数 愛媛FC 19-10 ガイナーレ鳥取

得点者
10分 小原 基樹(愛媛)
21分 松田 力(愛媛)
24分 澤上 竜二(鳥取)
29分 田中 裕人(愛媛)
68分 横谷 繁(愛媛)
73分 茂木 駿佑(愛媛)
75分 高木 利弥(愛媛)
87分 佐藤 諒(愛媛)
90+3分 小田垣 旋(鳥取)

1.噛み合わせ

まずは噛み合わせを見てみたいと思います。

愛媛1-4-2-3-1と鳥取1-4-4-2で2トップの縦関係と横関係

愛媛の縦関係も守備時は横関係となり、1-4-4-2と変化します。

それぞれどのような戦い方で挑んだのでしょうか。

2.バイタルエリアで先手をとる戦術

愛媛の大量得点とても気持ちいいですね。その要因はなんでしょうか。鳥取のボール保持率が低かったわけではなく、得点がどちらにころんでもおかしくない状況で、7-2というスコアは何かポイントがあるはずですね。

鳥取のDFラインのPKだったりクロスの対応だったりさまざま得点シーンが見れました。

ただ、愛媛と鳥取の重要なポイントはボランチとCBの間にあるバイタルエリアというところのケアでした。

ここのバイタルエリアというところにスペースを作ってしまうと攻撃は自由に相手にとって脅威となるプレーができてしまいます。

ポイント
・シュートも打てる
・ドリブル突破でPKの可能性も
・スルーパスもできる

このようなことができてしまうので、特にボランチはここのケアをして、CBと挟み込んだり、縦パスを狙ったり、ドリブルで入ってきた選手をつぶしにいったりすることが必須です。

実際に得点となったシーンを振り返ってみます。

小原のドリブル突破
バイタルエリアに侵入し、CBと1vs1の状況を作っている
動画はこちら

松田のクロスからのハーフボレー
ゴール前でCBと1vs1の状況を作っている
動画はこちら

田中のヘディングシュート
バイタルエリアに落とすようなクロス
動画はこちら

スルーパスからの横谷のシュート
バイタルエリアからスルーパス
動画はこちら

ボランチの脇から縦パスが入る
CBが引き出されて背後を使われる
動画はこちら

高木のシュート
バイタルエリアからフリーでシュート
動画はこちら

佐藤のシュート
ボランチ脇を縦パスが通り、バイタルエリアからフリーでシュート
動画はこちら

という鳥取の失点の原因となっているバイタルエリア、逆に愛媛の得点の要因となっているバイタルエリアの攻略ですね。

つまり、相手のボランチが戻る前に、先にバイタルエリアに入り、攻略してしまうということですね。逆に愛媛は矢田、田中がこのバイタルを冷静にハードワークし埋めていましたね。

3.4バックでは68mは守れない原則

しかし、鳥取の攻撃力や連動性はとてもいいものがありました。

ピッチの幅68mを4人で守る場合、単純に4分割しても1人17mあります。テクニカルな選手やフィジカルの強い選手だと基本的17mもあれば好き放題できてしまいます。

ましてやプロであればなおさらですね。なので、基本的には4人では守れないと考えて対策を持っておいた方が得策です。

4バックでサイドバックが引き出された後のCBとSBの間のチャンネルというところから抜け出した5人目の選手を誰がみるのかを決めておかなければなりません。

①サイドハーフがそのままついていくのか、
②CBがスライドして対応するのか、
③ボランチが落ちて対応するのか、
④逆サイドバック、サイドハーフが絞るのか

原則なので、もちろん状況に応じて対応していくと思いますが、
ボランチのスライドが間に合っていないときは③はなくなるので、サイドハーフが落ちるかCBがスライドするか。それともいかないか。

うまくその隙をつき鳥取が得点することができましたね。

動画はこちら

まとめ

今回は
【大量得点の要因とは何か】
ということでみていきました。

結論はバイタルエリアの攻略ですね。

内容は
1.噛み合わせ ⇒ 2トップの縦関係か横関係か
2.バイタルエリアで先手をとる戦術 ⇒ 相手ボランチが戻る前に先に入る
3.4バックでは68mは守れない原則 ⇒ 5人目を誰にするのか決めておく

大量得点の要因はバイタルエリアの攻略でしたね。鳥取CBの長井選手も頑張っていましたが、ゴール前の1vs1は負けてしまえば即失点というリスクもあり、原則はそこを数的優位を作って守ることが大原則なので、非常に難しい状況でしたね。

逆に愛媛はここぞとばかり得点を決めることができました。

さらに連勝を期待します。

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