J2 第19節 ギラヴァンツ北九州 vs 愛媛FC 「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はギラヴァンツ北九州 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。

今日は
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
ということで見ていきたいと思います。

入場者数 2106人

フォーメーション 1-4-4-2(北九州) 1-3-4-2-1(愛媛)

試合結果 ギラヴァンツ北九州 0-2 愛媛FC

得点者 
40分 吉田 眞紀人
45分 藤本 佳希

1.勇気を持って5バックへ変更

前節、球際の甘さに魂を入れたいと守備のトレーニングを多めに取り組んだ愛媛FC。

茂木選手コメント
練習でも、今週は守備のことを多くやった。そこでやったことがうまく出せたところはある。練習はしっかり身になったと思う。

コメントの通り、守備のトレーニングの成果がでており、かなりゴール前の守備では、タイトに対応していた。そして、北九州の幅を使う攻撃に対してシステムを3-4-2-1に変更し、ウイングバックを下げて、5バックにチャレンジ。

しかし、よく考えてみれば、昨年のシステム。導入はスムーズに見えた。誰が誰にプレスにいついくのか。背後に抜け出す選手、ライン間に落ちる選手には誰がついていくのかが整理されていたようにみえる。

實好監督コメント
今節はシステムを変えて試合に入り、守備の意識を高くして臨んだ。相手の幅を取る、間につけてくるプレーに対して、神経の通った守備ができた。すごく集中力高くプレーができた。マイボールのところも意図をもって動かすところ、狙いのところを含め、攻守ですごく良さが出せた。
相手の攻撃のところで幅を取るところ、6人が高い位置を取ってくるというのがあったので、横のスライドでうまく対応するために5バックにした。4枚だと後ろ気味に引っ張られると思ったので、5枚にしようと思った。
ラインコントロール、コンパクトさ、横のスライド、縦のズレ。そして、個のところの強度も高くやってくれた。選手たちはコミュニケーションをとって、前後左右いろんなところに顔を出してプレーしてくれた。

相手のよさを消し、選手同士でコミュニケーションをとらせ、臨機応変に対応するように対策。球際や、ゴール前の粘り強さなど、クリーンシートで終わらせることができたことで自信になった。

粘り強く守った守備

2.守備の強化の相乗効果

守備のトレーニングに時間を割いた分、攻撃のボールを動かすところでは何度かヒヤッとする場面もあった。しかし、守備のトレーニングにおいて相乗効果となったのが、個人で打開する力。

攻撃のかみ合わせでは、1-3-4-2-1で位置的優位がある。

この位置的優位を活かし、昨年はボールを大切に動かす。無理ならやり直し、相手がボールを取りにくれば、ライン間にボールを差し込み、1回で前を向くことで攻撃のトリガー(引き金)としていた。

今回は若干北九州のプレスのスピードが上回り、ボールロストする場面もあった。しかし、守備トレーニングを行った相乗効果で、個人の突破力が向上したように感じる。1点目のゴールは、背後へ抜け出した藤本の縦突破から折り返し、相手より先に吉田が触りゴール。

1-3-4-2-1と1-4-4-2のかみ合わせの優位性が出たシーン。山瀬があの位置でボールを受けることで、茂木はフリーになり、茂木を気にした永田は背後をあけてしまう。斧澤は近藤のパスコースが気になり、プレスにいかずにバランスをとる守備で対応。

北九州のセンターバックも少し近藤が気になるところを藤本が背後をとる動き。藤本が背後をとる動きは今までであまり見ないシーン。背後に抜け出しても、勝てることがあまりなかったような記憶。今回は守備トレーニングの副産物として、攻撃に関してもディエルが強くなった印象。

今回に関してはポジショナルプレーという観方よりもリスクヘッジなプレーが優先される。チャンスは少ないかもしれないが、ここという時の山瀬のパス精度は流石。結果的に得点につながった。

動画はこちら

3.チャンスを作るが、決めきる選手は個人昇格のJ2リーグ

とはいえ、昨年上位争いをした北九州だけあってチャンスをつくる力は流石。

小林監督コメント
チャンスを作る中で点が取れない。前がかりになったときにトップに合わせられて、クロスで一瞬のところでやられてしまったのがもったいないと思います。その後も得点するチャンスは作れていますが、なかなかゴールに結びつかない。
6月に入ってから点が取れなくなってきたなと。チャンスは作れているので、そこで収められるか、もっとチャンスを作る、増やし続けなければいけない。

ということで、チャンスは作れているが、ゴールに結びつかない。昨年、点を量産したディサロは清水へ個人昇格。愛媛も丹羽と有田は同リーグで引き抜かれ、FC今治でも昨年点をとっていた林もJ2山形へ個人昇格。これがJ2というステージ。そういうことを想定してチーム作りしなければいけないということでもある。

ラ・リーガではアトレティコがスアレスを獲得後首位で集結。いかにチャンスを作るだけでなく、決めきることが重要だと感じさせられる。

最後まで決めきることが困難だった動画

まとめ

今日は
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
ということで見ていきました。

内容は
1.勇気を持って5バックへ変更 → 昨年のフォーメーションで導入はスムーズ
2.守備の強化の相乗効果 → 守備強化と同時に攻撃対人にも好影響
3.チャンスを作るが、決めきる選手は個人昇格のJ2リーグ → 個人昇格を想定内でチーム作り

いつも、相手がどうだということよりも自分たちのやるべきことをやるとコメントしてきた實好監督だったが、今回は相手の幅を使うという攻撃のよさを消し、自分たちの課題である守備の改善に踏み切る。

まさに「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」という言葉がぴったりな試合であった。

印象的だったのはゴールパフォーマンス。

吉田選手コメント
フィジカルコーチのたけさんに子供が生まれたということもあり、父の日ということもあり、めでたいことなので、めでたい試合になってよかったと思います。

チームの雰囲気のよさが伝わってくる内容。とてもめでたく、信頼関係がみえたパフォーマンスだった。この雰囲気のまま次節も楽しみにしたい。

【公式】ハイライト:ギラヴァンツ北九州vs愛媛FC 明治安田生命J2リーグ 第19節 2021/6/20

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