J2 第15節 SC相模原 vs 愛媛FC 【ピヴォあて攻撃を活かす】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はSC相模原 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。6ポイントゲームとなる下位争い。フォーメーションを3バックから4バックへ変更しての対応となるSC相模原。

一方、先日の天皇杯で4バックの今治に破れてしまった愛媛。その屈辱を返せるか。勝ては降格圏内脱出となる。

今日は
【ピヴォあて攻撃を活かす】
ということで見ていきたいと思います。

入場者数 841人

フォーメーション 1-4-4-2(相模原) 1-4-3-3(愛媛)

 

試合結果 SC相模原  愛媛FC

得点者
15分 藤本 佳希

1.かみ合わせ

まずはかみ合わせをみてみたいと思います。

中盤で3対2の状況になりますね。相模原の狙いは、なんだったのでしょうか。引いてブロックを組むというより、プレスをかけ、ボールを奪いにいくようなイメージでしたね。

サイドチェンジをさせずに、守備配置をスライドさせ同サイドでボールを奪うイメージだと思います。

それが、前節までの3バックであれば、ウイングバックがサイドレーンに落ちて、ゴール前のブロックを強固にするといったスタイルですね。

三浦監督のコメント
愛媛さんが[4-3-3]という形だったので、そこに対して3バックのうち2枚が常に余るのがあまり得策じゃないと考えたのと、少し前に全体のベクトルを向けたかったので[4-4-2]にしようと決めて準備していました。選手は小さい頃からやり慣れていたシステムだったとしても、公式戦の中では最初の入りのところで多少のエラーが出て、やっと慣れてきたなというところで失点してしまった。

前からボールを奪いたかったというところと、3バックで後ろの人数を変化したということですね。

2.明らかに変わった守備の意識

さて、天皇杯後、愛媛はどのうように修正していったのでしょうか。

實好監督コメント
大変な状況の中で準備をしてきた。それは天皇杯で負けたこと。苦しい中、トレーニングをしてきたが、今日のゲームに入るときには良い顔つきになっていて、そのリバウンドメンタリティーを出した選手たちの顔はすごく良かった。キックオフからボールを動かすところで良さも出ていたし、アグレッシブな動きも見えていた。最後は固めて守る形になったけど、すごく大きな勝利だったと思う。

非常に、雰囲気が厳しい状況だったようですね。ただ、今日のプレーで明らかに天皇杯と違ったのは、守備のところですね。

変化があったポイント
・守備に行く前の姿勢
・守備アプローチへ行くタイミングがパスが渡ってからではなく、ボールの蹴られる瞬間や、ボールの移動中
・守備アプローチのスピード
・アプローチ後の姿勢(いつでも奪える姿勢)
・カバーシャドウ(パスコースを切る)を意識したアプローチの方向
・相手のストロング対応(ユーリには池田が強く対応)
・攻撃後の守備撤退スピード(まだよくなる余地はあるが早くなった)

こういうところが、最終的に球際の強さに表れてきていましたね。

それでも、GKの秋山からアプローチがゆるいと

ゆるいんだよ!

という声もとんでましたし、さらにレベルアップを期待したいですね。

3.ピヴォあて攻撃

次に攻撃をみていきたいと思います。
1トップの仕事である、パスが入ってきたボールをおさめるということ。

天皇杯では、背後をとることで点を取ることにつなげることが出来た唐山でしたが、足元でボールをおさめる前に相手に奪われていましたね。

今回は藤本が1トップでしたが、前でボールをおさめることができることが多く、非常にビルドアップに貢献していましたね。

相手が前からくるということは後ろでは、人数が少なくなる。そこでボールをおさめることができれば、効果的な攻撃いつなげることができますね。

フットサルでいうFWはピヴォといいます。意味はポルトガル語で「先端、軸、中心」というような意味。

相手がボールを奪いに来たところを、ピヴォあてを行い、相手が出てきた背後のスペースに先に出ていくという攻撃戦術。この戦術は先端でしっかりボールをおさめることが大前提。

そのためのポイントは
・出し手と受け手のタイミングを合わせる
・体が強い
・相手より早くサポートに入る
・3人目が追い越していく
・ゴール前のフィニッシュの準備をしていく

フットサル参考動画

 

4.ネガティブトランジション(攻撃から守備の切り替え)

得点シーンはGKからのゴールキックが行われ、右サイドへ相手がよったところを、左サイドに展開し、さらに前進。そこからクロスに上がるが、この攻撃から守備の切り替え、オーバーロードとアイソレーションからインナーラップからゴール前のターゲットエリアに配置することでゴール。

茂木のクリアボールを拾うポジショニングもいいですね。

動画はこちら

まとめ

今日は
【ピヴォあて攻撃を活かす】
ということで見ていきたいと思います。

内容は
1.かみ合わせ → 相模原は4バックに変更し、前からプレス
2.明らかに変わった守備の意識 → 天皇杯からの改善
3.ピヴォあて攻撃 → 藤本を活かす
4.ネガティブトランジション(攻撃から守備の切り替え) → 攻撃につなげるネガトラ

気持ち一つで、チームに魂が吹き込まれる。ポイントはどこでスイッチをローからハイにするか。スイッチを切ったらやられるのは誰でもわかる。難しいのはスイッチをハイですべて行くのは理想だが、その代償やリスクもある。例えば、前にハイプレスをかけるということは、背後にスペースをあたえ、カウンターを生むということ。やられたくないからローのままだとずるずると下がり、シュートを打たれてしまう。

では、いつハイとローを切り替えるのか。それがゲームモデルであり、ゲームプランというもの。次節中2日ですが、期待したいと思います。

【DAZNハイライト】2021.5.27 明治安田J2 SC相模原 vs 愛媛FC

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