J3 第34節 FC今治 vs SC相模原 【ゾーンでのクロス対応のデメリット】

戦術

こんにちは。石本です。
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本記事の執筆者
選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルA級・サッカーGKL3・フットサルGKC
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日はFC今治 vs SC相模原の試合をみていきたいと思います。

今回は
【ゾーンでのクロス対応のデメリット】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 2871人

フォーメーション 1-4-4-2(今治)1-3-1-4-2(相模原)

試合結果 FC今治 1-3 SC相模原

シュート数 FC今治 13-9 SC相模原

得点者
2分 千葉 寛汰(今治)
29分 増田 隼司(相模原)
79分 安藤 翼(相模原)
81分 増田 隼司(相模原)

1.噛み合わせのポイント

まずは噛み合わせをみてみたい。

今治はいつもの通り1-4-4-2、相模原もいつもの通り1-3-1-4-2となる。相模原は3バックで3ボランチで数的優位を作り、ウイングバックが上がれば攻撃的に、下がれば強固な守備組織を形成することができる。

一方今治は、オーソドックスのフォーメーションで、バランスのとれ、守備も攻撃もこなせる。SBの積極的な攻撃参加で数的優位を作りたいが、ビルドアップが難しい場合はGKやボランチが関わり、3バック化していくことが最初の突破口となる。

だが、前線にタレントを要する今治は、シンプルに縦に預けて、素早い攻撃を個人のポテンシャルで作り出すことが可能だが、粘られると、個人だよりになり、打開策を見出せない場合は苦労する。

2.簡単に決まったように見えるクロス攻撃を読み解く

前半2分、今治の得点シーン。サイドで近藤が攻め上がり、インカーブのクロスを千葉がフリーでヘディングシュート決める。

5バックを形成する相模原に対してなぜ、簡単に得点できたのか。

それは、ゾーンディフェンスに対してマークを外す動きがうまくハマったといってもいいだろう。横一列に並ぶ、相模原に対して、ヴィニシウスとアラウージョと千葉が3人が横並びになるが、ヴィニシウスが段差を作るように守備ライン間にポジションをとり、アラウージョと千葉がDFが1人でマークしなければいけないようなポジションを下がりながらとる。

それにより、慌てて、WBが絞って対応しようとしたが、時すでに遅しということで得点となりましたね。

動画はこちら

つまり、ゾーンはスペースを守るので、どこにきても対応できるというのがメリットですが、DFとDFとの間だったり、段差を作られ、ライン間を使われると対応が難しくなりますね。

それでは、19位相模原は今治から3点も取れたのか、みていきたいと思います。

3.事故は起こるもの

それでは、相模原が得点をみてみたいと思います。

前半28分、相模原の1点目は大きなサイドチェンジからでした。決して精度がよかったわけでなく、どちらのボールになってもおかしくなかった状況。

ボランチのスライドが間に合わず、大きなスペースが出来たため、事故的な感じで前にボールを進めることができました。さらにセンターバックが出てきますが、そこでもスペースがあったため、事故的な感じでボールを保持することができました。

DFの人数がいたためか、出てきたセンターバックが慌てて戻る気配はありません。シュートを放った増田のボールは対応したDFの選手にあたり、再度自分の前にこぼれます。スペースがあったため、フィニッシュに持ち込むことができましたね。

事故が3回くらい起きましたが、スペースがあったため、なんとか保持し、得点まで持っていくことができましたね。

動画はこちら

まとめ

今回は
【ゾーンでのクロス対応のデメリット】
ということでみていきました。

内容は
1.噛み合わせのポイント ⇒ 噛み合わない時の対応はいかに
2.簡単に決まったように見えるクロス攻撃を読み解く ⇒ ゾーンディフェンスのデメリット
3.事故は起こるもの ⇒ だろうではなく、かも

ゾーンディフェンスの穴となる、DF間やライン間、そしてバイタルエリア。攻撃側はここをつけるか、守備側はここを使わせないかが争点となる。

フォーメーションは噛み合わせを考察し、瞬時に対策を練ることが大事ですね。

【公式】ハイライト:FC今治vsSC相模原 明治安田生命J3リーグ 第34節 2023/11/5

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