J2 第29節 愛媛FC vs 大宮アルディージャ 戦術分析 【フォーメーション対策の対策の勝負の行方は】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は愛媛FC vs 大宮アルディージャの試合をみていきたいと思います。絶対残留と両チーム負けられない試合。両チームともチームが改善方向へ向かう中、後少し加速がほしい。得点も取れている、失点もわずかな事故のようなものも多い。そのわずかは戦術的なものもあるだろうし、腹をくくってどれだけ本気になって声をかけ続ける、もう1歩寄せる、走る、もう一つの準備などの細部のところかもしれない。W杯最終予選で日本中その現象を目のあたりにした。

今日は
【フォーメーション対策の対策の勝負の行方は】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 1827人

フォーメーション 1-3-5-2(愛媛)1-4-2-1-3(大宮)

試合結果 愛媛FC 3-3 大宮アルディージャ

得点者
6分 奥抜 侃志(大宮)
38分 藤本 佳希(愛媛)
42分 西岡 大志(愛媛)
58分 オウンゴール(大宮)
62分 石井 快征(愛媛)
66分 河田 篤秀(大宮)

1.大宮の3トップの理由とは

愛媛開始6分での失点。この対応について實好監督のコメントも次の通り

強気でゲームに入る形ではあったけど、フワッとした入りになってしまった中での失点になってしまった。

フワッとなってしまったのはなぜか。大宮の攻撃を見てみたい。

大宮の前線の3人が真ん中、サイドでピン止め(相手にマークさせるため動かないようにする)することで、両ウイングバックの2人が下がらなければならない状況になった。

3バックのサイドが大宮ウイングに対して出ていくと、ハーフスペースを開けたり、真ん中で1対1の状況を作られてしまうので、動けないという状況になる。

トップ下の選手に対してはアンカーの田中、ダブルボランチの二人に対してはインサイドハーフの二人がつく。センターバックには2トップの藤本、石井がつくと、大宮の両サイドバックがフリーになることに。

そんな流れから前半6分サイドバックの馬渡からセンターバックの間に落ちるすばらしいクロスから強烈なヘディングシュートが生まれました。

ポイントは

・大宮1トップ、両ウイングが幅をとる
・愛媛は1トップに対して3バックがピン止めされる
・大宮両ウイングに対して愛媛ウイングバックが下げられる
・中盤は同数
・大宮2センターバックと愛媛2トップがかみ合う
・大宮サイドバックがフリーになる

動画はこちら

この攻撃に対して霜田監督も次のようにコメント

最初の10分で相手に圧力を掛け、狙った形で点が取れた。ボールも動いていたし、ミスマッチを利用して相手のイヤなところでボールを受けることもできていた。

うまくミスマッチを作ることに成功した試合の入りだった。

それに対して愛媛はどのように対応していったのでしょうか。

2.人中心ではなく、ボール中心

相手のピン止めにより、ウイングバックを下げられた愛媛はどのような対応でボールを奪いにいったのか。實好監督のコメントは

誰がどの選手に出ていくという話をしながら、勇気を持って誰が準備をして出ていくのか。そういう整理をしながら進められた。

人につくことはそもそもミスマッチが生まれます。ではどうしたのか。

ボール中心で、誰がボールにアプローチをかけ、誰のマークを捨てるのか。

勇気を持って自分の持っていたマークを捨て、スライドしてボール中心に守備を行う。

インサイドハーフの榎本が積極的にサイドバックにプレスをかけていくシーンが増えました。それにより、ボール奪取が生まれるシーンも増えましたね。

それでも最後はゴールに向かってくるので、3バックとウイングバックの5バックのところは基本崩さずに対応。

ポイントは

・サイドバックに対してはインサイドハーフが出る
・フリーになった中盤の選手はFWと中盤の選手でボール中心に圧縮していく。
・逆サイドのサイドバックやセンターバックはマークを捨てる
・ボールを戻されたら陣形を整えて、対応する
勇気を持った積極的なプレッシングがボール奪取につながり得点にもつながっていきました。次は愛媛の得点シーンをみてみたいと思います。
 

3.+1が失点を招く

前半37分愛媛の得点シーン。大宮はウイングを中にしぼり、愛媛の3バックに対して3枚でプレッシングをかけてきました。

原則通り中や縦切りを外に追い出すようなプレッシング。ウイングバックのところでボール奪取というプランだったり、狭くなった縦パスのところで回収というようなプラン。

どちらかというと人中心の守備のようにも見える。大きくサイドチェンジされて1対1の場面。全体的にボールによってはいくものの、スペースもあったりと人に影響されている部分も多い。

そんな中、小暮のドリブルは左足で持つことにより、ボールをゴールの中心を結んだ線上に立つという守備マークの原則を相手に守らせ、相手が原則からずれた瞬間に縦突破を成功させることができた。

そして、藤本の得点。藤本に対して2人マークがついているが、ニアに飛び込めば、ニアのセンターバックが対応、ファーにいけばファーのセンターバックが対応する。では、どちらも行かなければどうするか。守備側が+1いることは重要であるが、そこを逆手にとった戦術と言える。

結果は得点となった。藤本の素晴らしいポジション取りと、小暮のドンピシャのクロス。しかもPKマークくらいからのヘディングシュートなので、ゴールまでの距離は11mという強烈なシュートだった。

動画はこちら

ウイングバック対サイドバックという構図は非常に疲弊する対応であり、対策であるが、その分、そこに守備組織をこじ開ける鍵があったのだろう。

ポイントは

・3バック+ウイングバックでプレス回避
・サイドチェンジから1対1をつくる
・小暮の原則ずらしの縦突破
・守備間のポジショニングをとる藤本
・ピンポイントの小暮のクロス
・藤本の11mのヘディングシュート

まとめ

今日は
【フォーメーション対策の対策の勝負の行方は】
ということでみていきました。

内容は
1.大宮の3トップの理由とは → 5バックのピン止め
2.人中心ではなく、ボール中心 → 誰がいって、誰を捨てるか
3.+1が失点を招く → +1を逆手にとる

対策の対策の行方は結果3-3のドローゲームとなった。コーナーキックから得点がなかった大宮に得点が生まれ、数的優位から初ゴールとなる石井のゴール。

守備では数を合わせられることで、自由を奪われ、中々ビルドアップできなかった。後半はトランジション(切り替え)ゲームとなり、運動量の重要さとインテリジェンス(駆け引き)のうまさから得点も生まれる。

動画はこちら

後少しの所で壁を破れる

そう、選手に期待する實好監督のサッカーは節を重ねるごとに勢いを増してくる。次節、降格圏内脱出する。

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