こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
ここ2試合2-0のクリーンシートを続けている愛媛。好調松田にさらに期待がかかる。周りとの連携も良くなり、得点を重ねる。
今日はSC相模原 vs 愛媛FCの試合をみていきたいと思います。
今回は
【肉を切らせて骨を断つ】
ということでみていきたいと思います。
入場者数 4386人
フォーメーション 1-4-4-2(相模原)1-4-2-3-1(愛媛)
試合結果 SC相模原 2-3 愛媛FC
シュート数 SC相模原 9-9 愛媛FC
得点者
7分 栗山 直樹(愛媛)
36分 松田 力(愛媛)
69分 安藤 翼(相模原)
80分 浮田 健誠(相模原)
83分 三原 秀真(愛媛)
1.噛み合わせ
まずは噛み合わせをみてみたいと思います。ミラーゲームなので、FWの縦関係か横並びかという違いで、ベースは4-4-2ですね。
ミラーゲームになるということはどのようにプレッシングをかいくぐっていくかがポイントとなります。そしてセットプレーが決め手となることが多いですね。
では、どのようにプレスをかいくぐったのでしょうか
2.GKを使った8対6のビルドアップ
まずは相模原のプレッシングの高さはどうだったでしょうか。
守備のプレッシングの高さはハイプレスというよりミドルゾーンからバックパス時にプレストリガーを入れるというもの。
そして愛媛の狙いは相模原の前の6人(FWとMF)を引っ張り出すというもの。
引っ張り出すことによりボランチの脇やCBの前のスペースを獲得したい。そしてそこを獲得した時に一気にスピードアップの引き金を引くこと。
いわゆる擬似カウンターを狙いたい。
では、どのように相手を引き込んだか。
それは自陣で数的優位をつくること。GKを使ってプラス1。センターバックの2人で相手の2トップを引き出し、GKを使って3vs2の状況を作る。
前では1トップの松田が相手の2センターバックをピン止めし、小原と近藤で相手のサイドバックをピン止めする。
そうすることによりボランチ脇のスペースがぽっかりとあく。ここにボールが入れば一気にカウンターを打てます。
そうはさせないと、相模原のセンターバックがプレスにきましたが、これを佐々木がうまく利用し、DFラインの背後にボールを供給しましたね。
そこから相手と味方をみて、三原に配給し、そこからフリーの松田をみてダイレクトパス。
ダイレクトパスが4本つながってのゴールでした。
では、フットボールラボのスタッツをみてみたいと思います。
3.肉を切らせて骨を断つ
スタッツはこちら
ボール支配率、いわゆるポゼッション率は58.7%と41.3%で相模原。当然、パスの回数も442本と298本で相模原。
しかし、目的はゴールすること。
勝利したのは愛媛。
勝つことが大事。そして勝ち方も大事。今回はボールを持つ数値は相模原の方が高かったが、そうはいかないと愛媛も奮闘する。誘って、誘って、相手が来た瞬間に骨を断つカウンター。
まさに肉を切らせて、骨を断つという言葉が似合う。
まとめ
今回は
【肉を切らせて骨を断つ】
ということでみていきました。
内容は
1.噛み合わせ ⇒ どう相手をずらしていくか
2.GKを使った8対6のビルドアップ ⇒ 相手にボールを取りにこさせる
3.肉を切らせて骨を断つ ⇒ ボールを持たれるが、決定機はつくる
ボールを持たれるが、最後の壁は強くし、なかなか入り込ませないようにした。攻撃では相手にボールを取りにこさせ、疑似カウンターによる回避。
(石丸監督コメント)
自分たちのやりたいことが必ずできるわけではなく、相手あってのこともある。相手の強度が弱ければ自分たちがやりたいことをやれる要素になるけど、そこは徐々に上手くスペースを見つけられるようになってきたかなと思います。みんなで共有しながら相手がどこから出てきて誰が空くのかというのは見えるようになっている。その精度は上げていかなくてはいけない。そこからいかにゴール前でフリーの状況を作っていくことが重要になっていくと思います。
相手がどこから出てきて、誰が空くのかということを見るべきだということですね。
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