J2 第25節 愛媛FC vs ギラヴァンツ北九州 【虫の眼が持てるか】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は愛媛FC vs ギラヴァンツ北九州の試合をみていきたいと思います。価値ある同点だと思いたいが、非常に悔しい同点。

今日は
【虫の眼が持てるか】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 1594人

フォーメーション 1-3-5-2(愛媛) 1-4-2-3-1(北九州)

試合結果 愛媛FC 2-2 ギラヴァンツ北九州

得点者 
22分 藤本 佳希(愛媛)
37分 新垣 貴之(北九州)
53分 髙橋 大悟(北九州)
75分 藤本 佳希(愛媛)

1.陣取り合戦の序盤戦

開始10分程度、お互いロングボールからのセカンドボール合戦。そこの優位性があったのが愛媛。ルーズボールへの球際の強さをみせ、試合を優位に進めた。

前からのプレッシングでボールの奪いどころを確立したい北九州。高い位置で奪ってショートカウンターの狙いが見えた。

リスクマネジメントをしながら両チームリスクを冒し過ぎない序盤戦。入りはまずまずのところ。

序盤のポイントとなるのは

・フォーメーションのかみ合わせから、どこに優位性があるか
・マッチアップした選手通しで個で打開できる質的優位はあるか。
・ボールを動かしスペースを創出しながら数的優位を見いだせるか。
・左右のレーン移動や上下移動からライン間や背後などで位置的優位をとれるか。

最初にチャンスをつかんだのは愛媛。

2.決定づけたストロングを活かした攻撃

まずはCK。北九州のマンツーマン守備の対応も頭1つ分競り合いを制してのヘディングシュート。入ってもおかしくなかったが、北九州のクリアにより得点とはならなかった。

動画はこちら

前線からのプレッシングでショートカウンターを狙いたい北九州だったが、キックの精度を持つ内田の守備ライン背後へのパス供給から、藤本の体の強さでストロングを活かし得点する。

この時のポイントは
・背後も取れて、GKも出て来れない場所に内田からのパス
・藤本がタイミングとスピードで勝ち、守備の前に入ることで守備者を無効に
・石井はもう一人のCBを引き出し背後のスペースをつくる
・足がかかったが、倒れずシュートに持ち込む
・一度は弾かれてしまうが、リバウンドまで対応しフィニッシュ

1対1に強く何度もチャンスを作った藤本は来季個人昇格ありうると言わんばかりのプレー。

得点の動画はこちら

さらにCKからも逆を取る動きからマークを外し得点。GKに対してもスペース確保し前に出にくい状況を石井が作っていることもポイント。

動画はこちら

愛媛に対して北九州はどのような対策をしてきたか。

3.北九州の愛媛対策

まずは、ボールをつないでくる愛媛に対してのプレッシングからショートカウンター。愛媛のドリブルが大きくなったところをボール奪取し、そのままインターセプトパスにすることで、守備から攻撃への一体化を図る。

合わせて、そのまま前に出ていくことで、同数だが、数的優位を一瞬だけ作り出す。そこの同数対応を数的優位対応となることで、ダイレクトシュートによりゴール。

動画はこちら

同数だが、数的優位とはどういうことか。

スペインなどでは、戦術として育成年代から使われているが、自分のマークではなく、味方がマークされている方へ仕掛けることで一瞬2vs1の状況をつくるという戦術。

オリンピック代表でも日本vsスペインでもペドリのファーストタッチをみてもらいたい。2vs2のはずがなぜか背後にボールを出されてしまう。

動画はこちら

この現象が見えるかどうか。日本は2対2だと思っているが、スペインは一瞬数的優位が取れたと思っている。これが田中碧がいう「2対2や3対3になった時に攻撃力が増す」ということ。1つの眼ではなく、そこに見える戦術眼。複眼といういう意味で虫の眼でいくつもの見えない状況を見ることができることが重要。

さらに3対3になった時は、どの部分が数的優位が出来て、相手の背後が一瞬とれているか。そこにダイレクトで差し込めば、背後をとれるとか、相手のポジショニングは正しいか、味方は背後をとれているか、スペースがどこにできているか、など、虫の眼のように同時にいくもの現象が見えることが大事。

どうすれば見えるか。個人戦術を整理すること。チームのゲームモデルを相手みながら取り組むこと。そして、選手がその現象を見ようとすることが必要。

そして、さらに対策としてピッチ幅をつかうのがうまい北九州。愛媛はゴール前を1-5-3-1-1で守る。前回も群馬に狙われてしまった、中盤の3枚がスライドした脇のスペース

北九州もそのスペースからフィニッシュを決めた。

このスペースを愛媛に消される前にフィニッシュに持ち込んだ北九州の見事なゴールだった。

動画はこちら

まとめ

今日は
【虫の眼が持てるか】
ということでみていきました。

内容は
1.陣取り合戦の序盤戦 → 球際の強さは愛媛優勢
2.決定づけたストロングを活かした攻撃 → 内田のキックと藤本の強さ
3.北九州の愛媛対策 → 虫の眼を活かした攻撃、3人の中盤の脇のスペース

非常に悔しい結果となったが、新加入選手も入り、確実にチーム力の向上が見られるだけに勝利したかった。

實好監督コメント
みんなが勝ちを求めて、守備のところも声を出し合っていろんなところをカバーしながら試合を進められた。攻撃のところもゴールに向かうシーンをたくさん作れた。終了の笛が鳴ったときに選手がピッチに転ぶシーンは僕には素晴らしく見えたし、すごく戦ってくれたゲームだと感じた。
積極的に、強気にプレーすることを頭の中に入れながら選手はやってくれた。ポジショニングもそうだし、ボールの動かし方、幅を使う、引き出す、差し込んでいくというところも良かった。みんながゴールへ向かうシーンもすごく良かったと思う。
結果、勝点3取れなかった残念さよりも、僕の中ではしっかり戦ったプレーのほうがすごく頭の中にある。それは次につながるというか、つなげていけるモノ。心の中では勝ちたかったというのはあるけど、いまの感情は内容のほうの良さが上回っている。それが次につながる手ごたえはすごくある。

ポジティブにとらえ、次の名波監督率いる松本山雅から勝ち点3をゲットしたい。松本山雅はガンバ大阪との天皇杯も18日に行われるので、スタメンでいくのか、メンバーを落すのかも気になる所。

松本山雅の15分×6セットというサッカーも見どころ。

【DAZNハイライト】2021.8.15 明治安田J2 愛媛FC vs ギラヴァンツ北九州

DAZN
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