こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
今日はラ・リーガ第38節バジャドリード×アトレティコの試合をみていきたいと思います。ついにラ・リーガの優勝が決まりました。最後まで目の離せない試合となりました。
今日は
【ラ・リーガ優勝チームから得点するコーナーキックを解説】
ということでみていきたいと思います。
フォーメーション 1-4-4-2(バジャドリード) 1-4-3-3(アトレティコ)
試合結果 バジャドリード 1-2 アトレティコ
得点者
18分 プラーノ(バジャドリード)
57分 コレア(アトレティコ)
67分 スアレス(アトレティコ)
1.バジャドリードのコーナーキック守備配置
バジャドリードの1点目のプラーノのゴール。優勝したアトレティコからどのようにボールを奪ったのか。守備配置についてみてみたいと思います。
コーナーキックの守備配置です。まずは得点をやられたくないということだと思いますが、ペナルティーエリアの中に全員配置します。
ゾーンとマンツーマンのミックスの守備ですね。ただ、あくまでもペナルティエリアの中だけです。
ペナルティーエリアの中にいる相手に対してはマンツーマン。そしてそれ以外はペナルティーエリアの中でゾーンディフェンスをなります。まずは失点しないということが第一ですね。
ただ、攻撃の狙いもあるように見えます。
2.狙いは前線での数的優位
バジャドリードの攻撃の狙いはなんだったのでしょうか。
守備配置で全員がペナルティエリアに配置することで何が起こるか。
それは、最終ラインのアトレティコのリスクマネジメントの選手を1人させるということ。
通常は1枚FWが前に残ることで、守備のリスクマネジメントも選手が2枚残るようになります。そうなるとカウンターを打つときに、中々うまくいきませんが、相手が1人だと前にいる3人を走力で越せれば、一気に1対1となりかなり優位に立てるようになります。
2人前に上がれば、2対1をつくることができますね。
今回の得点は1人が前に走り、その選手がボールを落として、3人目でハーフラインを越える前にボールが蹴られたのでオンサイドとなり、一気にGKと1対1となりゴールを決めました。
ゴール前の守備を固めることと、攻撃に転じたときのスプリントをみると攻撃まで戦術がデザインされていたとみえます。すばらしいゴールでした。
実際はゴールエリア角にストーン役(ゾーンで守っている選手)でいるプラーノがスプリントしています。
つまり、自分がマークをついていない選手であれば、スプリントしてもリスクがあまりないですね。あのスプリントは見事でしたね。
同点に追いつきたいアトレティコですが、バジャドリードの守備ブロックをどのように崩したのでしょうか。
3.守備ブロックを崩すコレアのスペインで優勝するためのダブルタッチとトゥーキック
バジャドリードは逆サイドハーフが落ちて1-5-3-2の守備ブロックを固めます。アトレティコの崩しをみてみたいと思います。
このブロックを崩すために、コレアの個人テクニックで崩すことに成功しています。
ポイントは
・バジャドリードボランチの前で受けることで相手を引き出し、ライン間を開ける
・キックフェイントからのインサイドフックでの切り替えし
・すかさずダブルタッチで相手の出す足を回避
・センターバックの股を狙ってトゥーキックシュート
・GKはブラインドになり反応が遅れる
このレベルで活用できるダブルタッチ、トゥーキックは育成年代から習得が必要ですね。
ぜひ、練習して身につけておきましょう
まとめ
今日は
【ラ・リーガ優勝チームから得点するコーナーキックを解説】
ということでみていきました。
内容は
1.バジャドリードのコーナーキック守備配置 → 失点しないために、ペナルティエリア内でマンツーマンとゾーンのミックス
2.狙いは前線での数的優位 → ストーンの選手がスプリント
3.守備ブロックを崩すコレアのスペインで優勝するためのダブルタッチとトゥーキック → 育成年代からトゥ―キックとダブルタッチの習得は必須
アトレティコが優勝しました。強い理由はシメオネ監督の哲学にありますね。ポゼッションには興味はなく、失点しないことが最優先。それに合わせて、点がとれるスアレス、テクニックをもっているコレア、はいてしまうのは当たり前なフィジカルトレーナーによる走力トレーニング。
これは、自チームを作るときにとても参考になる哲学ではないでしょうか。後はそれをいかに選手がピッチで表現できるようにするか。それができるのがシメオネですね。
シメオネコメント(ゴールより引用)
「多くの人たちに思いを巡らせ、幸せを感じている。難しい1年で、ウイルスによって多くの人たちが私たちを置いていった。その中でアトレティコがチャンピオンになるというのは、また別物だ。この1年は、私たちの歴史のように困難なものだった。だからこそ今季は、私たちが王者となるタイミングとして、最も素晴らしいシーズンの一つだったんだよ」
「自然に笑みがこぼれ始めた。なぜかは分からないが、私は笑うんだ。これは喜びの感情であり、私の中から起こっている。今日の試合前、私は(前本拠地)カルデロンに別れを告げ、ここで続けるかどうか考えていたときのことを思い出していた。私は自分に残るんだと言い聞かせたよ。クラブには未来があると思ったし、実際に間違ってはいなかった」
「クラブは成長を続けており、ミゲル(・アンヘル・ヒル・マリンCEO)とエンリケ(・セレソ会長)が主導となって素晴らしい仕事を成し遂げている。誰も目を向けていないが、クラブは結果の範疇を越えて安定を手にしている。彼らはここにいないが、あとで抱き合うよ」
「クラブのさらなる未来? 皆はもう飽きているかもしれないが、私は頑固なんだ。カルデロンのあの午後、私は残ると自分に言い聞かせた。クラブが成長を続けると分かっていたからだ。このまま進み続けることを願っている」
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