J2 第3節 V・ファーレン長崎 vs 愛媛FC 【昇格候補に対し、粘り強く最後まで走り切る囲い込みプレッシング】

戦術

こんにちは。石本です。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今日はV・ファーレン長崎 vs 愛媛FC の試合をみていきたいと思います。ホームで迎える長崎は是が非でも勝ち点3が取りたいところ。愛媛も昇格候補の長崎に対して少ないチャンスをものにできるかが勝負の分かれ目。

今日は
【昇格候補に対し、粘り強く最後まで走り切る囲い込みプレッシング】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 5490人

フォーメーション 長崎1-4-2-3-1 愛媛1-4-4-2

試合結果 V・ファーレン長崎 1-1 愛媛FC

得点者
32分吉田 眞紀人(愛媛)
51分富樫 敬真(長崎)

1.守備の囲い込み

素晴らしいボール奪取から得点しました。その流れを見ていきたいと思います。2センターバックの間にボランチが入って3バックになるビルドアップは長崎の得意なパターンですね。

左のセンターバックにパスがでたタイミングで川村がサイドバックのパスコースを切りながらアプローチしようとしますが、うまく切れて無くてサイドバックにパスを出されます。

出された後も2度追いがチームの秩序となっているようで、すかさずセンターバックのパスコースをカバーシャドウ(パスコースをきる)

茂木がサイドバックの亀川に対してアプローチ。ここは縦切りをして中へパスを誘導。そのパスに対して森谷、田中、近藤、川村が圧縮して囲い込み

プラン通りボールを奪うことに成功。

囲い込み以外の選手をみてみると

吉田、忽那、前野も1人で2人、3人をみる中間ポジションを取っている。

映像では見れないが、GKの秋元はセンターバックが引き出されたとしても背後のスペースケアを行う準備をしている

全体の守備意識がこのボール奪取を生んだと言える。

2.攻守一体のインターセプトパス

そして、次にボール奪取後のプレーをみてみたい。

ボールを奪ってから、保持したり、ドリブルで運んだりするのではなく、パスカットをパスにすることで、相手の切り替えからのプレス回避することができる

そして、ゴール前での人数が少ない中でのカウンターをうつことができる。

3.ゴール前3対3の崩し

そのカウンターについてみてみたい。

パスカットからすばやくパスをつなぎ、川村がボールを持つときには、近藤が背後のハーフスペースへアクションを起こしている

これにより、カイオセザール、二見がひきつけられDFラインとMFラインの間のバイタルエリアに大きなスペースを作り出すことに成功。

迷わず放ち、ボールに引きつけられたDF達はリバウンドの対応が遅れる。

結果、吉田の先制点が生まれる。

動画はこちら

まとめ

今日は
【昇格候補に対し、粘り強く最後まで走り切る囲い込みプレッシング】
ということでみていきました。

内容は
1.守備の囲い込み → 全員に守備意識を持ち2度追いの規律を実行
2.攻守一体のインターセプトパス → 相手を置き去りにする
3.ゴール前3対3の崩し → 背後へのアクションでバイタルエリアをドーナツ化

守備の質がさらに上がり、昇格候補に対してもすばらしいボール奪取からの得点をきめた。

逆に長崎も愛媛の一瞬の守備の連係が崩れた隙を見逃さない攻撃は見事。ボランチのカバーシャドウ(パスライン封鎖)が遅れ、センターバックがアプローチしきれてなく、サイドバックがしぼりきれてなく、GKとDFラインの隙間に絶妙のボールをいれる技術の高さはさすが。

動画はこちら

とはいえ、勝ち点1を持って帰れたことはまた一つ積み上がったことは間違いない。魂の揺さぶるサッカーはおもしろい

(和泉監督コメント)
われわれは昨季21位のチームで、なおかつ昨季の主力が複数抜けた中でのスタート。まわりからは降格候補の筆頭と言われている。キレイなサッカーをして勝つことだけではなく、粘り強く、最後まで走り切って不格好でも勝点を取っていく。そういう声をかけ合いながらスタートしている。その片りんを、今日お見せすることはできたのかなと思う。

ゲームモデルという言葉が多くコメントされる中で、粘り強く、最後まで走り切るということは具体的にはこういうことだというゲームモデルに表れているのが素晴らしいですね。

(吉田監督コメント)
チャンスの数で言うと前半から突破もできていたし、後半にも決定機も何度もあった。決めると決めないとでは全然違う。突破までは、ある程度自分たちが主導権を奪ってできたと思う。ただ、失点についてはまだ甘さがあるし、攻撃でもフィニッシュも突き詰めないといけない。形ができなかったというわけではなくて、最後の精度を上げていくことだと思います。

次に対戦するときは、今回のようにはいかないと言わんばかりのコメント。気を抜けば大量失点覚悟だが、より攻撃的になるということは、さらに攻守一体の質を上げると勝ち点3も見えてくる

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