2023 J3 第6節 FC大阪 vs FC今治 【捨て石となるのか、それともならないのか】

戦術

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選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日はFC大阪 vs FC今治の試合をみていきたいと思います。

今回は
【捨て石となるのか、それともならないのか】
ということでみてみたいと思います。

結論 相手をみてプレーを選択する

入場者数 1980人

フォーメーション 1-4-4-2(大阪)1-4-4-2(今治)

試合結果 FC大阪 3-1 FC今治

シュート数 FC大阪 9-16 FC今治

得点者
27分 三門 雄大(今治)
45分+1 久保 吏久斗(大阪)
59分 島田 拓海(大阪)
82分 利根 瑠偉(大阪)

1.噛み合わせ

まずは噛み合わせをみてみたいと思います。

どちらも1-4-4-2ということで、ミラーゲームとなりますね。

2.クロスの入り方

前半26分今治の得点シーンをみてみたいと思います。

今治のFKをGKのセランテスからヴィニシウスへ。大阪DFは競り合いを選択ではなく、カバーの選択を選ぶ。それによりフリーで高瀬に配球し、再度ヴィニシウスへ落とす。ヴィニシウスから右サイドの安藤へ。サイドレーンを安藤が使うので、サイドバックの下口はハーフスペースでインナーラップもしくはサポートを選択。

サイド突破からクロスを狙う安藤に対して、大阪CBは守備の原則通り、ボールのラインの高さまで下がる。それに対して、高瀬はニアに捨て石になるのではなく、DFのライン間でストップしボールを受けることを選択。

それにより、フィニッシュまで持ち込むことができた。GK永井によってセーブされたが、そこにまっていたのはインナーラップした下口。そこに対応したCBの股を狙い、フリーの三門へ。

今回の得点にはいろいろな要素があるが、相手をみて、ポジショニングやプレーを選択できたことが得点につながった。

動画はこちら

3.疑似カウンター&セットプレー2発

FC大阪の得点シーン

1点目はバックパスに対して、今治のプレッシングを利用し、4-4-2急所である今治ボランチとCBのライン間のスペースに配球。そこで球際を競り勝ち、一気にカウンターへ。

相手のプレッシングを利用するカウンターは疑似カウンターと言われ、非常に効果的。

動画はこちら

2点目はロングスローからのこぼれをターンシュート。ここをターンできたことが得点につながった。

動画はこちら

3点目はコーナーキックからのこぼれ球をダイレクトミドルシュート。おさえのきいたゴラッソなシュートでしたね。

動画はこちら

決定力が9本中3本ということで、勝ち上がるためには決定力は必須ですね。

まとめ

今回は
【捨て石となるのか、それともならないのか】
ということでみていきました。

結論 相手をみてプレーを選択する

内容は
1.噛み合わせ ⇒ 1-4-4-2のミラーゲーム
2.クロスの入り方 ⇒ 相手をみてプレーを選択
3.疑似カウンター&セットプレー2発 ⇒ 決定力が9本中3本

得点に至るまでにはいろいろとミスが起こる。逆にいえば、隙きをつくことで得点をとることができる。

ニアで捨て石になれと言われるが、相手が最初から下がっているのであれば、捨て石にならない。

つまり、相手をみてプレーするということですね。それをあのスピードの中で行うから、また難しいものですね。

【公式】ハイライト:FC大阪vsFC今治 明治安田生命J3リーグ 第6節 2023/4/9

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