2023 J3 第3節 FC今治 vs FC琉球 【中央オーバーロードとサーキュレーション】

戦術

こんにちは。石本です。
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本記事の執筆者
選手歴 愛媛FC・FC今治 現在はシニアでのんびりとプレー
ライセンス サッカーA級・フットサルB級・GKL3
指導歴 15年以上(サッカー・フットサル)
趣味 読書(フットボール中心に年間100冊以上)

今日はFC今治 vs FC琉球の試合をみていきたいと思います。

今回は
【中央オーバーロードとサーキュレーション】
ということでみていきたいと思います。

入場者数 4118人

フォーメーション 1-4-4-2(今治)1-4-2-3-1(琉球)

試合結果 FC今治 2-2 FC琉球

シュート数 FC今治 14-7 FC琉球

得点者
15分 ドゥドゥ(今治)
46分 野田 隆之介(琉球)
47分 人見 拓哉(琉球)
90+5分 安藤 一哉(今治)

1.噛み合わせ

まずは噛み合わせをみてみたいと思います。

今治が1-4-4-2で琉球が1-4-2-3-1ということで、2トップが縦関係と横関係で、基本的にはミラーゲームとなる。

2.今治、中央でのオーバーロード

前半15分の今治の得点シーンをみてみたい。

なぜ、シュートまで持っていけたのか。

スローインになる前のプレーで新井が中央に向けて仕掛けたことによって、中央に残り、ボランチがボールに関わっていくことで、一瞬中央でロンドのような形が生まれる。

今治の方が人数が多くなる。つまりオーバーロードということ。

そのことによって、琉球センターバックが、マーク強くアタックしたいが、カバーも考えなければいけないので、闇雲にいけない状態ができる。つまり、困った状態となるわけですね。

スペースが生まれ、新井のカットインするスペースができ、シュートすることができ、ドゥドゥのリバウンドの先手を打つことができた。

3.琉球のサーキュレーション

ほぼ同じのフォーメーションに対して、琉球と今治のボール保持率は約60%と40%で琉球が上回る。

それはなぜか、ボールが動くと、ボールによっていくスピードが早い。

そして、縦パスを狙いながらも、闇雲にはいかない。無理だと判断した場合は、ボールをサーキュレーション(循環)させ、入り口を変える。

ここぞというときは思い切って、縦に差し込む。

後半早々の得点は1点目はロングボールからの得点と2点目は金崎夢生が裏抜けしてクロスが上げてからの得点となった。

1点目はこちら

2点目はこちら

まとめ

今回は
【中央オーバーロードとサーキュレーション】
ということでみていきました。

内容は
1.噛み合わせ ⇒ 縦関係と横関係
2.今治、中央でのオーバーロード ⇒ 前のプレーで中央に残る
3.琉球のサーキュレーション ⇒ 入り口を探し続ける

偶然を言語化してみると、意外なことがわかるようになる。

偶然にも崩れた陣形を意図的に崩せるようなればより得点の匂いがしてくる。

【公式】ハイライト:FC今治vsFC琉球 明治安田生命J3リーグ 第3節 2023/3/19

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