今回は
カルロ・アンチェロッティ
から学ぶ
1.カルロ・アンチェロッティとは
1959年イタリア生まれ。選手としてACパルマ、ASローマ、ACミランで活躍し、92年に現役引退。イタリア代表として26試合に出場。95年、当時セリエBだったACレッジーナで指導者としてキャリアをスタート。その後はACパルマ、ユベントスFC、ACミラン、チェルシーFC、パリ・サンジェルマンFC、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンの、SSCナポリ、エバートン監督を歴任。イタリア代表監督も務める。2021年からはレアル・マドリードの監督に就任。
セリエBから指導者キャリアをスタートし、ビッククラブを渡り歩く指導者。その指導力を学ぶ。
2.リスペクトがすべてである。真剣に受け止めよ
共に仕事をする人から忠誠心を引き出そうと考えすぎてはならない。その瞬間、より大きな実績を引き出すように刺激することを目標にせよ。あなたが本当に体を人として重宝し、彼らの成長まで考えていることを示せ
忠誠心は手段であって目的ではない。
プロ意識を持ち、より大きな実績を残すことでステップアップにつなげる
3.扱うのはサッカー選手か人か
モウリーニョはサッカー選手を扱う方法を知っているが、カルロは人を扱う方法を知っている遅刻したとき、何が起こったのかを聞いて耳を傾け、それからこういった事は二度とするな。これはここだけの話だが、この過ちを繰り返すんじゃない。プロ意識を持つんだ次の機会には私も誘ってくれとユーモアのセンスを持っている次の日は抱擁(ほうよう)だった。彼はよく、怒ってすまなかったと言った
アンチェロッティの人柄が表われる。
プロとしてダメなものはダメ。しかし、ユーモアを付け加えることで、心を鷲掴みされる。
父親的な接し方が、選手の信頼が増し、パフォーマンスを向上させる
終わりに
戦術としての監督とは何か。
どの監督は戦術について詳しい。哲学も持っている。
ビッククラブを率いるということは、多くのタレントを率いるということ。つまり、何よりも個性の濃い選手達をマッチングさせることが重要で、選手を扱うのでなく、人を扱う戦術としての監督という意味はここにあるのだろう。
レアルでの指揮も見逃せない。
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